叱り方
基本的に犬を叱るのは「正しい行い」を、犬が知っているという事をベースに作っておかなければならない。
「イエスかノーか」 参照
その上で、犬が「ノー」のコマンド(「だめ」や「いけない」も同じ)を無視した場合発動される。
なぜなら、「ノー」のコマンドを無視する事によって、犬は望みの物を手に入れたり楽しい思いをしたりすると、頻繁に「ノー」のコマンドを無視するようになってしまうからだ。
言い換えれば、「ノー」のコマンドで常に今やっている事を中断できれば叱る必要は無い。
人間の子供の場合、親が子供を「叱る」と言う行為は、子供にその行いが間違っている事を理解させ、反省を促す行為だ。
でも犬の場合は、善悪の概念は無いので、「叱られる」という行為は、単に犬にとって「嫌な事が起きた」という事象でしかない。
「ノー」というコマンドは絶対であり、無視すると、その次に待っているのは自分にとって嫌な事が起きる。
と解釈させる。
やり方は、「ノー」をきつめに言う。それだけ。
地を這うような低い声で「絶対にさせないわよ」という迫力満点の気迫を犬に感じさせる。
そして「絶対に駄目!!!」という断固とした態度で接する。
それと同時に、「ノー」のコマンドを無視してまでやろうとしている事は何が何でも阻止する。
後は、
★コマンドの意味を完全に理解してから行う。
★好ましくない行為を「やっている最中」に電光石火のごとく叱る。
★好ましくない行為をやった場合は例外なく叱る。(コレが意外と難しい)
★必ず正しい事をさせて褒めて終わる
ご褒美を与える場合は「犬の欲求を利用する」 を参照されると良いでしょう。
上記のポイントをどれか一つでも守れないと、やらない方がマシになってしまう事もあるので、注意してください。
★コマンドを理解していないうちに叱っても、
保護者は、ただ単に気分によって自分をいじめる人という認識が出来てしまうかもしれない。
★やった後に叱っても以下同文。
★例外を作ってしまうと犬が混乱して以下同文。
★何が正しいのか判らないと以下同文です。
こういう事は殆ど子犬のうちだけなんですよね~
子犬のうちに、きちんと、褒める事と叱る事をバランスよく行っていれば、大人になった時は、「ノー」の一言でカタが付くようになります。
何年かかかりますが、必ず報われる時が来ます。頑張ってくださいね~♪