犬の欲求を利用する
犬に何かを教える時、必ずしもトリーツやおもちゃを使う必要は無い。
例えば、犬と遊ぶのが大好きな犬は犬と遊ぶ事がご褒美になる。
お散歩が大好きな犬はお散歩が、抱っこが大好きな犬は抱っこが、撫でられるのが大好きな犬は撫でられる事が、かけっこが大好きな犬はかけっこがご褒美になる。
犬の欲求はその時々で変わってくる。
例えばお散歩に行く時に大人しく首輪を付けられ、外に出る躾をしたいとする。
お散歩好きな犬はこの場合、「お散歩に行きたくてしょうがない」と思っているので、お散歩がご褒美になる。
大人しくしてなかったら散歩はお預け。大人しくなるまで待つ。大人しくなったと思って首輪を付ける時にまた
暴れたら、首輪を付けるのをやめて、また大人しくなるのを待つ。大人しく首輪を付ける事ができたら、褒めて、いよいよお散歩!となる訳だ。お散歩はしたらそれで終わりなので、毎日の行動で習慣付ける。
ある時は、犬は他の犬が怖いので、抱っこして欲しいと思っている。
保護者は他の犬と挨拶する時は、吠えたり唸ったりせず、大人しくお座りしていて欲しいと思っている。
始めは時間を短くして、「お座り」のコマンドで座ったら、褒めて抱っこしてあげる。だんだん時間を3秒づつ伸ばしていって、お座りしていられたら、褒めて抱っこ。繰り返すとあら不思議。挨拶の時は大人しくお座り。
またある時は、ある一定の時間、保護者の横で大人しくしていて欲しいとする。
「犬は運動したい」と思っている。大人しくしていられたら褒めて思いっきり運動してあげる。
こんな感じ。
犬が何かをやりたがっているなら、その時がチャンス!!!
いろいろな事を教えてみよう♪