• 自らの命殺すは最の罪死ぬるため生きるにあらぬ生を知れ自他共に殺する罪は罪の罪

• 坂道をころげ落ちるな前を見て一歩ずつ登りて階段頂と立つ登りゆく天と極めてかえりけり

• 塵挨払いて鏡よく映る内と見え外と見えゆく窓となせ内外が磨かれゆくによく見える

• 泥池の中に清けき蓮の華煩悩の中に清けき性菩堤草と取り土と育てて華咲かす

• 泥田に進みて命の苗を植え泥嫌う菩薩のどこに救い道泥田に命育てて菩薩道

• 人生を咲かせる花はどこにあり花はみな内より来たりて咲き誇る仏性の菩堤蓮華は内と咲く

• 鏡とは真を映して計らわず人はこれ曲げて映して計いてあるがままそこに映して計らわず

• 闇の中光求めて道を往く闇の中光見つけて安堵する闇怖れ光を見れば笑顔する

• その国になにをもたらしなにをなす太陽の国たる自覚もちゆけよ自らの意志持てゆけよ誇りもち

• 生きている命を実とうけて知り生きている命を生きて生きてゆけ死んでいる命を忘れ死にゆくな

• 愛ゆえに叱れる涙の父となれ愛ゆえにおぼれぬ涙の母となれ叱られてはむかうその子の目に涙

• 喜びも悲しみもひとつ愛という苦楽みな一つにうけて愛という身と心一つに融けて愛となる

• 同じなる心がふたつありて恋愛これは心ひとつとつくること冥合す二人一如を愛という

• コチコチと時はきざみてめぐりゆくめぐりゆく時は日の寺一となす日の寺と一つに生きて時を超え

• 太陽と一と咲きめぐる福寿草福寿草こごえる虫を憩わせる福寿なる道を教えて花は見せ

• 教えとは伝授と人の教えけり全てなる教えは命のためにありこの世界師とならざるもの一と無し

• まんまるい地球の中は海一つ大地みな一つの地球に連らなえり地球という命の中にみなひとつ

• 直すため闇き世相を世に見せて直すため乱れるその世天暴くその闇を命に見せて人正す

• 苦と入り、楽と入りて苦楽知る地獄得て天国見つめ共に知るそこと入りそこと知りゆきそこと得る

• 闇の中輝く命の月を見た覆いたる雲を脱ければ青い空闇も吾れ光も吾れと天に聞く

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