ザクセンスイスを後にして、そのままチェコへ 2日目の夜はプラハに泊まります
カレル橋の西側の塔のすぐたもとにあるホテルにチェックイン、有料の駐車許可証を前もって申請しておいてもらいましたので目の前に乗り付け可
 
さあ、さっそく、プラハのクリスマスマルクトを楽しむためにお出かけします。
 
夜の「カレル橋」を、旧市街に向けてわたりますよ 
 
橋の上から眺める、ヴルタヴァ川中洲にある、ナ・カンパ広場とツリー
 
橋の上は人がいっぱい 
 
川の東側にある、橋の塔です
 
橋を渡った先には、カレル4世の像が立っていました
 
聖サルヴァートル教会と、その隣にはクレメンティヌム
 
振り返ると、旧市街橋塔が堂々とそびえておりました。
 

マルクトのメイン会場であろう、旧市街広場を目指して歩いていくと 
ここから、もう、そこいら中が絵になる、素敵なクリスマスで溢れた夢の国のような美しさでした お店の角にある小さなツリー、その向こうには旧市庁舎と、美しい二本の尖塔を持つティーン聖母教会が、光を浴びて浮かび上がっています 
 
ティーン聖母教会の前の広場は、とても広いマルクト会場が暖かい光を放ち、足を踏み入れる前からワクワク感が物凄く高まってきました 
 
そして、とても美しい天文時計 15世紀に作られたもので、その時代の宇宙観、すなわち天動説に基づいた天体の動きと時間を表現しているそう。上のプラネタリウムが地球を中心にまわる太陽と月、その他の天体の動きを示し、年月日と時間を示しながら1年かけて1周。下はカレンダリウムと呼ばれ、獣の12宮と農村における四季の作業が描かれた暦で1日に1目盛り動くというもの。この美しい時計が、長い歴史の時を刻んで来たのですね 
 

そして、メイン会場というべき、ティーン聖母教会前の広場を埋め尽くすお店とイルミネーションの美しさ ツリーはとても大きい上に、物凄く飾り付けも豪華で、圧巻の見事さ とにかく、ただただ、綺麗で、本当に感動 これまで見た中で、一番美しいクリスマスマルクトだと思いました 
 
 
 
棒に巻いてやく、パンのお店がいくつか出ていて、どうやら名物なのかしら 
 
そのお隣では、はちみつのお酒を売っていました 
 
一つずつ買ってみた 
 
聖ミクラーシュ教会の前にも、美しいイルミネーションに彩られた、マルクト屋台の集まった場所がありました

そこで、大きな塊のハムをグルグルと回しながら炭火で焼いていたのに惹かれて、それと、大きな焼きソーセージ お腹いっぱい 
 
聖ミクラーシュ教会前のイルミネーション飾りも綺麗でした 
 

さて、旧市街広場を横切って、街の見学もしてみよう ツリーの前のチェコの英雄ヤン・フス像。彼はローマカトリック教会の堕落を激しく批判したため、異端として1415年に火炙りの刑に処せられたのですが、殉教者としてチェコ人の誇りとなっているそうです。
 
ツリーの足元まで行ってみましたが、遠くから見ても、近くから見ても、ほんとに綺麗なんだよ~ 
 

15世紀後半に建てられた、ゴシック建築の「火薬塔」
 
火薬塔に並んで建つ、「市民会館」。プラハを代表するアール・ヌーヴォー建築で、年一回の「プラハの春音楽祭」は、ここにあるスメタナホールで幕を開けます 
 
火薬塔の近くの小さな広場でも、何箇所か小さなマルクトが開かれていて、どこもなかなか賑わっていました 
 
 

さて、適当にブラブラ歩いてみたら、、、何かの塔。なんでしょね 
 
ヴァーツラフ広場に出ました 広場というか、大通りですね ここでも、マルクトやってましたよ 
 
ヴァーツラフ広場は、長さ750m、幅60mに渡って国立博物館前まで続いています。
  
聖ヴァーツラフの騎馬像が博物館の前に立っていました。ボヘミア最初の王である聖ヴァーツラフは、国難が迫ったときには中部ボヘミアのグラニークの洞窟に眠っている騎士達を目覚めさせ、それを率いて敵を撃退するという伝説があるそうな 1969年の「プラハの春」で学生ヤン・パラフがこの像の前で焼身自殺をはかり、ソ連の介入に死をもって抗議したため、像の手前にはヤン・パラフに捧げられた記念碑が置かれており、この時も沢山の献花がありました。
 
ヴァーツラフ広場を北上して、再び旧市街広場に向かう途中で、ファイヤーショーとかやってました。小さなマルクトが、いろんな場所にあるんだけど、ほんとに小さなマルクトでも、ツリーとかがとっても綺麗でクオリティが高い というのが凄いです。プラハ、凄い クリスマスに力が入ってる街なのであろうか、と思いました 
 

再び旧市街広場を眺め、戻ることに。ちょうど、天文時計の仕掛けが動くところを見学できました 毎正時に、プラネタリウム脇に居る死神が鐘を鳴らし、窓にキリストの12使徒が姿を現し、最後に一番上で鶏が一声鳴いて終了するのです。たまたま、ちょうどよい時間に観れたので嬉しかった 
 
カレル橋を渡って、ホテルに帰ります 丘の上にライトアップされたプラハ城が浮かび上がっていて、  幻想的です 
 
マナー・スナトラ側の橋塔にたどり着きました 
 

こうして、プラハの幻想的な夜の街の観光と、最高に美しいマルクトを楽しんで、二日目の夜を終えたのでした 本当にプラハのマルクトは綺麗で感動でした
ドレスデンで迎えた2日目の朝 さあ、午前中も有効活用ですよ~
朝食のあと、明るいところで街を散歩です

ホテルから出て、ドレスデン城とシュタールホーフの間を抜けて、エルベ川沿いへ向かいます
 
君主の行列に、おはようございます 
 
旧宮廷教会も、夜の幻想的な雰囲気とはまた違った、厳かな佇まい
 
シュロスプラッツは、とても絵になる場所ですね 
 
エルベ川沿いは、『ブリュールのテラス』と呼ばれるプロムナードになっていて、ここを朝散歩するのを楽しみにしていました 
 
アウグストゥス橋の向こうには、金ピカの騎馬像もちゃんと見えます 
 
フラウエン教会から続く小路を上から見下ろして。明るい中でも、星の飾りは綺麗だなぁ 
 
プロムナード沿いに建っている建物も、とても威厳があります。ドレスデン美術大学だって 
 
 
建築家、ゴットフリート・ゼンパーの銅像が。
 
エルベ川の対岸には、左にザクセン州大蔵省、右側にザクセン州首相府
 
アルベルティーヌム
 
さて、戻りましょうか、旧市街の方に少し入って、フラウエン教会の前を通り
 
もう一度、君主の行列の前を歩いてみました 
 
シュタールホーフとドレスデン城の間の通路の門番、強そうだなぁ~ 
 
ゼンパー・オーパー
 
ドレスデン城も、明るい所で見ると、夜とはまた違った表情です
 

ツヴィンガー宮殿へ行ってみました 
 
中庭は、冬は花もなく、噴水も止まっていて寂しいなぁ、、、
 
ここの、アルテ・マイスター館だけは見ていこうかな、と思っていたのですが、このあともっと行きたい場所があるために、宮殿の中庭を散策するだけで諦めました 限られた時間、取捨選択はどうしても必要です 
マイセン焼きのカリヨンのある門から、宮殿を後にしました。雪が降って来ちゃった 
 

さて、いよいよ、ドレスデン城へ向かいます ここの歴史的緑の丸天井だけは、ぜひ見学しようと決めていて、あらかじめネットでチケット購入をしておきました 
  
中庭風になったところがチケット売り場になっていて、時間指定の予約数の内、25%は当日券としても売っています。ただ、並ばずにすぐ入って、混雑しないうちに見て回りたかったので、念のために事前にネット購入しておいたのでした。朝一番の時間だったので、そんなに並ばなくても入れたと思うけど、でも、一番乗りって感じでグイグイ見ていったので、周りに人が居ない状態で存分に見れたのはよかったな
 
中庭にはザクセン地方の木の人形かな、ツリーの横に置いてありました
  
見学を終えて、満足満足 

・・・と、その間に、雪が激しく降ってきました~ 
 
ドレスデン城の脇の小さなマルクトの所で撮った写真、雪の激しさが伝わりますか 
 
前日からマルクトを巡って、クリスマスピラミッドを探していたのにいまいちピンとくるものがありませんで、、、マルクトのお店以外にも、路面店なども覗いて、どうしようか悩んでいたのですが。ついに、このマルクト会場にて、「これがいいんじゃない 」というものをゲット けっこう大きめなものを買えて満足 ・・・ちゃんと、忘れずに毎年飾ろう 
 

あと、ドレスデンでやり残したことが一つ 老舗カフェの「Kreutzkamm」にてお茶して、東ドイツが本場のバウムクーヘンを買うこと 
 
わあぉ~ ケーキ、どれにしよう~ 
 
ドレスデン名物である、Eierscheckeというチーズケーキと、前の人が頼んだケーキにしました、もう自分では選べなかった~ 
 
お持ち帰り用に、小型のバウムクーヘンも購入 
 
こうして、思い残すことなく、ドレスデンを後に。最後に、車の中から、フラウエン教会をパチリ すごく素敵な広場でした、また来たいけどこれるかな~ 
 

ドレスデンをあとにして、向かった先は。この辺に来ると決めて、ガイドブックやネット検索をしているうちに、どうしても行きたい と思うようになった、「ザクセンスイス」です 
エルベ砂岩山地は、長年の侵食作用により、100mもの高さの断崖絶壁が、荒々しい岩肌でそそり立っているのです。このダイナミックな自然景観がどうしても見たくて 
 
 
そして、一番の見どころであろう、「バスタイ橋」
 
 
橋から眺める断崖と、谷の針葉樹、雪、なんて猛々しくて、一方で静かで美しい 
 
橋を渡った先にもずっと歩いてみるところがあります
 
 
凄いスケールのある、景観なのですよ ちょっとパノラマ撮影してみました。ガスがかかってるので、どうしても継ぎ目が少し不自然ですが 

 
自然の作った、荒々しくも気高い雰囲気を持った景観を、本当に満喫しました 来て良かったな~ 
橋の近くにある、ホテルのパノラマレストランにて、昼食を 土地の豚肉を煮込んだものと、豚肉をカリッと焼いたもの、2種類をオーダーして、半分こずつして食べました どちらも凄く美味しくて、大満足 マルクト巡りしてると、ちゃんとご飯食べないから、こうしてきちんと食事するとき、美味しいと本当に嬉しいです 
 
 

さあ、ここまでドイツ国内の旅でした ここから先は、次の記事へと続きます~
未だにクリスマスの話題 しかし、なんとかこの旅行記を終えねば。

クリスマス休暇のシーズンは、クリスマスマルクト巡りの集大成 とするべく旅程を立ててみました~ 12月21日~25日、4泊5日の旅の始まりです

まずは初日、一路、クリスマスマルクト発祥の地、ドレスデンを目指してGo 出発はやや遅くなりまして、15時過ぎ頃に到着
ドレスデン城のすぐ裏手にあるホテルに泊まったので、非常に便利でした。すぐそばにさっそく小さなマルクトがありましたよ
 
第二次世界大戦で瓦礫となったフラウエン教会も、2005年に再建が完了し、美しい姿を見せてくれていました 内部も見学させていただきまして、満足 
 
フラウエン教会の周辺のホテルなどのデコレーションもとても綺麗でした 
 
 
さてさて、あっという間に薄暗くなってきました。まだ17時前ですけどね~。でも、ツリーに飾られた星 が美しく輝いていて、本当に素敵です このフラウエン教会前のツリーたちの星は、全て大きな星形で統一されています 
 
スープのお店があったので、まずはあったかいものを かぼちゃのスープ、美味でした 
 
ああ美しいですね 
 

さて、場所を移して、アルトマルクト広場の、大きなマルクト会場へ 
 
「Dresdner Striezelmarkt」と書かれていますが、これがドイツ最古の歴史を誇る、クリスマスマルクトです 
 
クリスマスピラミッドも、世界最大らしい 
 
広い会場をウロウロ 本当に人が多くて、とっても賑わっています 行列の出来ていたこのお店にて。
 
kräppelchen(小さな甘い揚げドーナツみたいなの)と
 
Langosを買いました 
 
広場の向こうに、正十字架教会が暗い夜の中に威厳のある存在感を示しています
 
内部は、とても落ち着く雰囲気。パイプオルガンの演奏が、たまたま「試し弾き」という感じで されて、なんだかラッキーでした
 
この教会は、高さ54mの展望テラスがあり、Striezelmarktを上から見下ろすことができます 輝く箱庭のような景色、本当に素敵 明るい時に登ったら、はるかエルベ渓谷まで見渡せるらしいです 
  
マルクトの中には、グリム童話の世界が、かなり大きな人形で展示されていたりしましたよ 
ヘンゼルとグレーテル  
 
金のガチョウ
 
白雪姫
 
などなど。

さてさて、主要なマルクトを一通り回ってみておきたい ということで、続いて向かったのは、中世のマルクトが開かれている、Stallhof(シュタールホフ)。欧州最古の武芸競技場だった場所です。ここは、入場者数を管理してるのかな 入口に中世の鎧を着たおじさんが立っていました 
中庭は、とっても雰囲気があって、置いてある小物なども、なかなか素敵でしたよ 
  
 
 
ここのグリューワインが、とっても美味しかったみたいです 素焼きのカップもなかなか、いい感じ。入ってすぐと、出る前、だんな様はここだけで2杯飲んでました 
 
なんだか、とっても美味しそうな炭火焼屋台がありましたので。
 
例のごとく、豚のステーキを食べちゃいました 
 
小さなステージでは、中世の楽器なのでしょうか 演奏がされていました。
 

中世のマルクト、堪能したあと、再び町歩き シュタールホフの外壁には、1123~1904年までのザクセン君主や、時代を飾った芸術家たち93名が描かれている「君主の行列」がマイセン磁器のタイルに描かれています 戦禍を奇跡的に免れたもので、とても素晴らしい 
 
手前がシュタールホフ(この左側に君主の行列があります)ですが、その隣にはカトリック旧宮廷教会(三位一体大聖堂)が、夜の空に幻想的な姿を浮かび上がらせています 
 
旧宮廷教会を背に、エルベ川にかかるアウグストゥス橋を渡り、対岸へ向かいます。
 
振り返って見る教会も美しいですが、左手の岸辺は「ブリュールのテラス」と呼ばれるプロムナード、こちらの夜景も素敵です 
 

橋を渡った先には、ノイシュタット・マルクトが。アウグストゥス強王の騎馬像がお出迎えです この金ピカの騎馬像は、第二次世界大戦の戦禍を受けた瓦礫の中から、無傷で発見されたという、さすが強王 
 
この新市街のマルクトは、強王の名前を取って、「Augustusmarkt」という名前のようでしたが、やはり沢山の人出で賑わっていましたよ 旧市街のマルクトのように、町並みが素敵、という感じではないですが、、、 とにかく、主要マルクト制覇、ってことで、ハウプト通りをお店をのぞきつつ、歩いてみました 
 
光が流れ落ちるツリー、綺麗でしたよ 
 

再び、旧市街地側に戻ってまいりました ゼンパーオペラの前には、発注者のザクセン王ヨハンの騎馬像が。なぜか背景は、ツヴィンガー宮殿の写真ですが 
 
カトリック旧宮廷教会とドレスデン宮殿、夜の町で見る歴史的建造物は、本当になんて幻想的で素敵な雰囲気を持っているのでしょうか 
 

暗くなるのが早いので、長い夜の時間を過ごしているようですが、かなりの勢いで動き回ってますね、さすが弾丸ツアー常連の二人組 ちょっとくたびれてきましたので、定番の焼きソーセージを食べて、ちょっと一休み。・・・とは言っても、立ち食いですけど 
 

さて、大きなアルトマルクト広場に戻ってまいりまして、さらっと眺めただけの広場、色んなお店を覗いて回りましょう クリスマスピラミッドを買おうかな、と思っていたので、真剣に見て回りましたが、なかなか、ピンとくるものがなくて 
ドレスデンは、シュトレン発祥の地でもあります ドレスナーシュトレンは本場の味として、とても有名 その中でも、ここのが一押し、と強く勧める友人がおりましたので、我が家もここのお店のを購入 路面店や、一般の菓子店などでの取り扱いもあるようですが、元祖クリスマスマルクトにも、当然出店がありまして、そこで何種類かのシュトレンを味見させてもらい、結局オリジナルの定番のものを購入 やっぱり美味しいですわ 
 
疲れた身体は、甘いものを欲します、、、目についたのが、ショコラーデ屋さん なにか、すごく惹かれるものがあって、ビターのホットチョコレートを購入  
だんな様は、私が列に並んでいる間に、グリューワインを買いに他のお店に行ってきてました ここのホットチョコレート、本当に凄く美味しかった チョコレートを削って、そこに泡立てたホットミルクを注いで作るのですけど、ちょっと手間がかかるから列が出来てますが、待っても飲みたい美味しさ 
 
身体が温まって、元気が出ました 
それから、最後に、陶器の表札を売っているお店にて、日本に帰ったときに我が家で使いたい、表札を購入 実は、もともと、湯布院旅行をしたときに、そこで木製の手書き表札を購入して使っていたのですが、ドイツに来る前に、だいぶくたびれてしまったので、新しいものをどこかで入手したい、と思っていたのです (ちなみに、うちの表札として求めているのは、壁にはめ込まれた縦長の四角いタイプのものではなくて、独立式のポストの下に吊るす横書きタイプです)
 
どれにするかを選んで、おじさんに名前を彫ってもらいました 日本に持ち帰るまでに、壊れませんように・・・

こうして、ドレスデンのクリスマスマルクトを満喫し、旅の初日を終えたのでした