キリッと眼光厳しいスキンヘッドの店主 | 見えない世界の真実が此処に®

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写真はイメージです。

✴︎今回の記事、笑いや涙など無いと思いますので、地下鉄でもお読み頂いて大丈夫です。

 

 

 

 

日本のどこかの街の実話です。

 

仕事を終え、ホテルまで歩いて移動する事にしたとある日の夕方。初夏なので、網戸だけで店内の風通しを良くしているのだろう、外から見ると開けっぱなしのお店が目につきました。

店名は、「てるてる坊主」(許可を得ていないので、私が考えた名前です)みたいな感じでした。

店内を覗くと7人くらいは座れるカウンターで先客が数名見えました。時間はまだ18時台。この時間にお客さんがいるのであれば美味しいのかもしれない。そう思いました。周りにはいっぱい飲食店がある繁華街でした。

 

私は、「よし、ここにしよう!」と思い

ガラガラと網戸を開けて

予約していないですが…と

店内を覗くとスキンヘッドの眼光が厳しいとしか言えない店主と目が合ったのです。

 

一切、愛想の無い、そして絶対怖い人だという店主は頷きもしないのですが、すでに「予約をしていないのですが、1人です」と言ってしまった手前、もうここに入るしかない。そう思いました。

 

愛想も無く、強面。返事もしない。でも店内にはお客さんがいて・・・きっと美味いのだろうと思いました。

 

恐々としているのがバレないように、私はカウンターの端っこ、入り口のすぐ横の席に座りました。外からではわからなかったのですが、掘りごたつ式のカウンターでした。靴を脱ぎ、「ここ良いですか?」と独り言を言いながら腰掛けていると、やっと感じの良い女性の定員さんがいるのが分かりました。

 

ほっとし、とりあえず薄めのハイボールを頼みました。(いつもならば、ローボールと言って、薄めのハイボールの事ですなどと冗談を言う事もあるのですが、そんな雰囲気ではありませんでした)

他のお客さん同士が話をしている会話も聞こえてくるのですが、イントネーションが違い、言葉の意味が頭に入ってきません。何を頼んでいるのか?どれが美味しいのか?そんな事を考えながらメニュー表を見たり、壁に貼ってあるメニューを見るのですが、どれもイマイチで、数席開けたところに座っていた男性がアスパラガスの何かを食べていましたので、それと、鯛の刺身を頼む事にしました。

 

ほかにも(からあげ?)と書いてある文字もあったのですが、その前に何かの平仮名が書いてあり、何のからあげなのか分からない。

 

しかし5分待てど、ハイボールも出て来ずで、ハイボールまだですか?と尋ねると、ちょっと待って!と女性が私に叫び、そして強面の店主からひと睨みを・・・(涙

 

そして、ハイボールがやっと出てきたと思うと、強面のご主人がアスパラガスは何本だ!?と言ってきました。

 

え?と私はびっくりしましたが、え・・・えと、一本でというのがやっとでした。そしてその土地の言葉で塩茹でと焼きとどっちだ?と言われたので、私はとなりの席の男性のアスパラガスを覗き、おそらく焼き?であろうと思い、

 

「焼きでお願いします」と言いました。

 

数十秒後。強面のご主人がアスパラガスを片手に、カウンター越しに私を睨み、塩茹でが美味いと思うよ(実際には現地の方言)、と。

 

え、では、塩茹ででお願いします。

 

私は、ほぼ知らない土地で、聞き慣れない方言に囲まれ、ものすごく心細くなっていました。思わず、スマフォを取りだし、興味の無いニュースをとりあえず読み始めました。20分くらい経った時でしょうか。店主に比べれば感じが良い女性が私に言いました。

早く出るのが良ければ、カウンターに並んでいるのから選んでね、と。

 

なんだ、あるんだ!? 正直にそう思いました。

それで、そしたら、そこにあるポテトサラダ?と焼き鳥を3本お願いします。

 

そして、すぐにポテトサラダが出てきました。

私は半分くらいになってしまったハイボールをひと口飲み、ポテトサラダを口に入れました。もう・・・言葉で表現しようが無い味。

 

鎖欠けた・・・。

 

さらに10分くらい待ったでしょうか。やっと焼き鳥が出てきました。ひと口、口に入れると、え・・・。全く美味しくないのです。

 

もう帰ろうか、でも帰ると言えば、強面のご主人が・・・(涙笑

 

そう考えていると、アスパラガスと刺身が出てきました。

 

もう最悪でした。一個ずつ食べたアスパラガスと刺身を残し、私は計算をしてもらう事にしました。主人に残しているのを見つからないように死角だろう場所に押しやり、お金を払い、なる早で靴を履き、外に出ました。そして少し離れてからその店を振り返りました。赤提灯がぶら下がっていたわけではありませんが、私はそのお店にフラグを立てました。

「このお店に、私は入ってはいけない」

 

日本にはまだまだ私の知らない世界がいっぱいあるのだと改めて思いました。

 

シックスセンス管理人

 

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