「9回裏2アウト満塁、カウント2-3。

さぁ、決め球に何を投げる?」


「はい、渾身のストレートです!」


「得意のカーブで打ち取ります。」


「牛島、お前は?」

「その状況に至るまでの過程と背景が分からなければ、答えようがありません。」


(牛島和彦[元プロ野球選手、監督。現野球解説者])



野球に詳しい人物ならご存知であろうが、

現役時代も現在も、理論派として人気の高い、

牛島和彦氏が高卒ルーキー時代、コーチの質問に

答えていった言葉である。


このとき、チーム(当時中日)の投手全員に聞いて、

ほとんどが自分の決め球を答えていたというから

驚きじゃ。


しかし牛島氏は高校時代は「不良・ビッグマウス・タフネス」の

3拍子の選手だったというから、人はわからんのぅw。


現役時代は酷使のせいか、故障にも悩まされていたが、

それでもセーブ投手として活躍しておったから、

現在ぐらい肩を休めながら投げておったら、と

考えたりもする。


ちなみに冒頭の質問を投げたコーチは、実は

「神様・仏様・稲尾様」と言われた、「鉄腕稲尾」こと

故・稲尾和久氏である。

「・・・もうこれ以上

何も書くことができない。


どうか私と隊員の家族を

よろしくお願いします。」


(ロバート・ファルコン・スコット

[1868-1912、イギリス海軍士官・南極探検家]の

最後の日記に書かれた末文)



儂が初めて文章を読んで泣いたのは、

スコットの南極探検の悲劇的な顛末について

書かれた文を読んだ、10歳のときじゃ。


詳しくはここに書かれているが↓、


http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%BB%E3%82%B9%E3%82%B3%E3%83%83%E3%83%88


南極点初到達の栄誉を、ノルウェーのアムンゼンとの競争に

敗れたことで失い、帰路には仲間が一人ずつ倒れていくのを、

ただ事実として受け入れることしかできなかったスコット。


亡くなる直前、極限と絶望の中、

(食糧貯蔵庫まで20kmの地点で、2日分しか食料がないときに

10日間猛吹雪にあい、一歩もテントから出られず衰弱・凍死)

公正さと崇高さにあふれた遺書を残し、最後まで(少なくとも

手紙には)取り乱した様子もなく息を引き取ったスコット。


後世の人間は、彼の探検装備をはじめ、いろいろと批判する者も

おるが、「コロンブスの卵を知らんのか」と怒鳴り散らしてやりたい。



さて久しぶりに書いたものじゃからイマイチ筆の調子も

悪いが、今まで個人的にもいろいろなことがあったわ。


自己紹介にも書いたのじゃが、実は2月で塾長を退任し、

3月から某専門学校でデザイン講師をしつつ、フリーの

デザイナーになったものじゃから、

忙しさと環境に慣れるのに時間が思ったよりかかったわい。


かなり長い間休んでしまったが、今後も我がブログを

よろしくお願い申す。

「私は

『パーシル・オートマティック

のように有名になりたいのよ。」


※英国で一番売れている洗剤のひとつ

(ヴィクトリア・ベッカム)



・・・気がついたら1ヵ月近くも更新をしておらんかった・・・

いろいろバタバタしてたのもあったが、ちとサボりすぎじゃな。


2009年の記念すべき第1回目は、気分も新たに

新テーマの開設である。


さて、ご存知ヴィクトリア・ベッカム。

10代の頃、語っていた夢が上記の言葉らしい。

日本で言えば「ア○ックのように」とでも

言ってたようなものじゃろう。


一笑に付すのは簡単じゃが、普通10代の人間が、

いや10代でなくとも成功を目指すのであれば、

「誰々のように」と先人を目標にするであろう。


しかし彼女はアーティストを目指すにあたり、

知名度だけではなく、己のブランディングも見据えていたのだ。


著書でこの言葉を紹介したポール・アーデン※の言葉を借りれば、

こうした極めて卓越し、且つオリジナル性の高い発想が、

彼女の成功を導いたのかもしれない。


※ポール・アーデン・・・広告業界で30年以上活躍したのち、

現在はロンドンを拠点とする映画制作会社を経営。

「クリエイティブの天才」とも評される。




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