「・・・もうこれ以上

何も書くことができない。


どうか私と隊員の家族を

よろしくお願いします。」


(ロバート・ファルコン・スコット

[1868-1912、イギリス海軍士官・南極探検家]の

最後の日記に書かれた末文)



儂が初めて文章を読んで泣いたのは、

スコットの南極探検の悲劇的な顛末について

書かれた文を読んだ、10歳のときじゃ。


詳しくはここに書かれているが↓、


http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%BB%E3%82%B9%E3%82%B3%E3%83%83%E3%83%88


南極点初到達の栄誉を、ノルウェーのアムンゼンとの競争に

敗れたことで失い、帰路には仲間が一人ずつ倒れていくのを、

ただ事実として受け入れることしかできなかったスコット。


亡くなる直前、極限と絶望の中、

(食糧貯蔵庫まで20kmの地点で、2日分しか食料がないときに

10日間猛吹雪にあい、一歩もテントから出られず衰弱・凍死)

公正さと崇高さにあふれた遺書を残し、最後まで(少なくとも

手紙には)取り乱した様子もなく息を引き取ったスコット。


後世の人間は、彼の探検装備をはじめ、いろいろと批判する者も

おるが、「コロンブスの卵を知らんのか」と怒鳴り散らしてやりたい。



さて久しぶりに書いたものじゃからイマイチ筆の調子も

悪いが、今まで個人的にもいろいろなことがあったわ。


自己紹介にも書いたのじゃが、実は2月で塾長を退任し、

3月から某専門学校でデザイン講師をしつつ、フリーの

デザイナーになったものじゃから、

忙しさと環境に慣れるのに時間が思ったよりかかったわい。


かなり長い間休んでしまったが、今後も我がブログを

よろしくお願い申す。