手塚治虫は変態である。
これはある程度、手塚治虫作品を
読んでいれば共感できることと思う。
色んな作品を読めば読むほど
この人やっっばいな．．．と思う。。
この作品もやっっっばい内の一つです。
補足説明になりますが、
単純な二分論にはわけられませんが
黒手塚と白手塚というものがあります。
白手塚は
少年誌に連載された漫画
ブラックジャック、ジャングル大帝、
鉄腕アトム、リボンの騎士などなど
子供も対象とした漫画。
黒手塚は
青年誌などに連載された漫画
アドルフに告ぐ、奇子、
きりひと讃歌、MWなどなど
完全大人向けのハードな漫画。
わかりやすくする為分けられますが、
少年少女向けなはずの
鉄腕アトムの最後は太陽に
ロケット持って突っ込んで自爆するし
ジャングル大帝レオは遭難した
人を生かすために、命を絶って
毛皮と肉を与たりたりと、
白手塚と分けられながら、
・・・何か黒いっすΣ(ﾟдﾟlll)
その白とか黒とかにわけるなら
この「鳥人大系」は黒も真っ黒！！
人類が鳥類に代わられたら
という社会風刺を交えて、
人間の歴史の中のエゴを
鳥人を用いてこれでもかと描きます。
えぇ、ムナクソですよ。
でも面白いんです、これが。。
オチはそこまで面白くなかったですが、
ジェットコースターの様な
勢いのある展開で読める作品です。
２巻くらいなので興味ある人はぜひぜひ。