私の100枚「This Armor」 | 放浪カモメはどこまでも

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暇人の暇人による暇人のための暇ブログ!!

この鎧は重すぎる

昨日など超えて強くなんて

なれないけど逃げたりしないで

 

もう誰も貴方を攻めたりしない

そんなの早く脱いで

 

「Crow」より

 

 

私の好きなアルバム100枚のうちの1つ

「This Armor」についてのひとりごと。

 

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アルバム名 「This Armor」

発売時期 2002年3月

収録曲 (赤色が特に好きな曲)

  

 

01. ROLLIN'     

02. 茨の海     

03. シャドウ     

04. everything,in my hands     

05. Our Song     

06. 流星群     

07. LITTLE BEAT RIFLE (album ver.)     

08. Arrow of Pain     

09. infection     

10. CROW 


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タイアップも増え人気が出てきたら

活動休止をして、復活したと思ったら

暴力を振るわれまた活動休止し、

復活したと思ったらと

異常なファンキーさを身につけて

戻ってきて世間をざわつかせ、

ビジュアルも凄いことになったと

思ったら、最近出したCDでは

この頃の雰囲気に戻りつつある、、

 

そんなお騒がせ鬼束さんの2ndアルバム。

 

最近出たアルバム「シンドローム」も

良いらしいけど、ビリーズサンドウィッチーズと

アルバム出した時のあのサイケデリックな

ヴィジュアルが網膜から取れなくて

なかなか聞けなかったのですが、

ようやく聞くことができました。

 

原点回帰と言いますか、

とても良かったです。

 

しかしあの声質は戻ってませんでした。

今の声よりもやっぱこの頃が

個人的には好みですね。

 

懐古主義だと揶揄されようが、とにかく!

このアルバムが全盛期だったと思ってます。

 

まずこのアルバムですが

全体的に暗ーーーーーいっす。

 

スローテンポで重い歌詞が

続きますが、1曲目、6曲目、最後の曲で

明るい優しい曲がポッと現れます。

 

これが、真っ暗な夜空に輝く

綺羅星のように綺麗で美しい。

 

周りが暗い分より一層明るい曲が

映えるんですね。

 

そして最後を締める「Crow」が

それまでの流れを総括していて

カタルシスに至る感じが良いです。

 

ジャンルは全然違うけど、

テーマは重いけどハッピーエンドで

終わる映画を見たような感覚です。

 

気軽に勧められるようなアルバムでは

無いですが、人を動かすメッセージ性の

ある凄いアルバムだと思います。

 

 

100読は1聴にしかず。

機会があればぜひぜひ。

 

鬼束ちひろ/LITTLE BEAT RIFLE