SOHOやセントラルパークでは散々な目に会ってもうやめたかったけどまだまだ時間は早い。
21時頃に日が落ちることはもうわかってるしね
何とかどこかでメッセージを伝えたい!と思い、やっぱりこういう時って前にできたところに行くよねw
セントラルパークの水着の子達を尻目に俺はユニオンスクエアへ移動した
しかし暑い!皮ジャンは暑いし重い!スーツケースも重いし・・でも負けるもんか!
暑さに耐え、重さに耐えてユニオンスクエア到着!
でも昨日のこともあってか、場所が無い(恐らくもう取られまいと早く来たんだと思う)
他の場所はどうかなと思ってユニオンスクエアの周りをウロウロするもできそうなところは無い感じ(空気感とか勘で判断)
仕方なく少し端になるけどできないよりはマシだと思って隅の方に場所を決めた
この前のチェスのところとはけっこう離れてる、てか道に近いけど大丈夫かなぁ
昨日の場所がやりやすかった。
やっぱりいい場所だったんだろうなぁー。人もいっぱい来てくれたしね
プレッシャーも半端無かったけどww
でもそんなこと嘆いてても仕方ない!よし、今日はここでやるぜ!
そう決めて作品を書いてたら目の前にでっかい黒人のおじさんが!!
ジーっと俺の方を見てる。あ!この人チェスの人だ!
めちゃくちゃガタイの大きい黒人のおじさんがジーっと見てる。作品には全部英訳が書いてあるから読んでるのかな・・・でも何も言わないのが怖い
ずーっと動かない。じっと読んでる。
昨日のこととか何か言われるのかな。。どうしよう。。英語わからんぞ
それに逃げられない
そういえばこのおじさんにみんな他のチェスの人が挨拶してたやん!何かボス的な人??
こえええよ
『You Good』
そのおじさんは親指を立ててこう言った。
え???どゆこと??
そして続けて『How much?』と聞いてきた
『Donation』
俺は答えた。
『OK. Good』
と指を立てて言ってくれた。
そして去り際に『Your message Good』と笑って言ってくれた!!
もしかして、認めてくれたの??
金目当てじゃないから?
その内容を理解してくれたのか
俺の、最底辺からの視点は世界に通じたんだ!
虐げられてる人や社会的に立場の弱い人達を励ましたかった。
そんな俺の想いは遠く離れたニューヨークのストリートの黒人のおじさんに通じた!
それからそのおじさんはチェスの人達と何か話してたけど、それ以降はチェスの人もこっちを見て来なくなった。
やっぱり本質は同じなんだ。俺はそう確信した。
俺は日本から儲けに来たわけじゃない。
メッセージを伝えるために来た。
それがストリートに凄くマッチしたんだろうな
近くではWALL街の批判をしてる人達がいたり、動物虐待の批判をしてる人達がいたり
俺はそんな人達の仲間だと認められたんだろう
俺は批判じゃないんだけど、それは別に良いw
皮ジャン着てきて良かったw
それからはけっこう落ち着いてできた
昨日より人には書かなかったけど、それでもたくさんの人達が立ち止まって見てくれた。
さて、今日はそろそろ帰ろうかなと片付け始めてたらどんどん人が止まりだした!
筆も洗ったのにw
まだいけるか?みたいなことを聞かれたのでもちろんOK!とそうするとどんどん人が増えていったってな感じ
Choose your favorite card.
そうして選んでもらって、それを書いて渡す。
時間があれば写真も撮るけど写真はうまく言えない事が多いw
でもこの人は快くOKしてくれた
すげえステキな笑顔で。そしてこの写真を後で送ってくれと言って名刺を渡してくれた。
名刺にはドカンと自分の写真が載ってるけど、何かめちゃめちゃかっこいい。
でも普通の人って名刺なんか持ってるか・・?
実はこの人、俳優の卵らしくてモデルとかもやってるってサイトを見てわかった
驚いたよ。送ってくれたメールにはこう書いてあった。
『お前の言葉は凄く純粋で愛に満ち溢れてる真実の言葉だ。俺はお前の言葉が凄く気に入ったよ』と
なんだろう、この思い・・・
ストリートのボスを紹介してくれたり、認めてくれたり、頑張ってる人に気持ちが届いたり
俺はロックな詩人だ!!!
文字を売りに行ったんじゃない、メッセージを伝えに行ったんだ!
ほんとに良かった・・
それでほんとに良かったんだーーーー
良かったよーーー!
嬉しいいいいい
そして満足感に満ちて俺は片付けた。
さっきのボスにお礼を言おうと思ったんだけど、もういなくなってた
残念・・・
Thank you for your kindness!
小さくこう言って俺はユニオンスクエアを後にした。
今日はいい天気!夜景を見に行こうと思う!
ニューヨークに来たからにはマンハッタンの夜景は見たい
天気予報ではこの日が滞在中は最後の晴れみたいであとは全部雨とかいう酷いことになってたからねw
この天気の日を使わない手はない!
次回はNY摩天楼の夜景!