2日目 続き
北海道の野生動物で、最も目にする機会が多いのはキタキツネではなくて、実はエゾシカです。普通に道路脇に群れで居るからねぇ~ 道路に飛び出すシカとの接触事故も多く、特に夜間の走行は注意が必要です。車は勿論、バイクだと こちらも大怪我を負うことになります。このように何処にでも居るため、エゾシカそのものは珍しくも何ともないのですが、大きな角を持つ雄は晩秋~冬にしか見ることが出来ません。角は春先には落ちてしまうので、今時期が最も大きくカッコイイんです! しかも、ここ野付半島は個体数も多く、逃げることもないため、ゆっくり撮影が出来ちゃうの♪
海岸には思った以上の流氷が接岸していました。先に こっちへ来ていれば 流氷の写真も撮ったのでしょうけど、散々羅臼で見てきたため、もういいわ!(贅沢な発言ですw)
(※ 手の届く距離にあるため、流氷を触るのは構いませんが、この上に乗るのは危険なので止めましょう! 急に離岸して、戻れなくなる事故も発生しています)
ネイチャーセンターの駐車場隣に鎮座している雄鹿を、観光客が一生懸命に撮影していたわ~
恐ろしく近距離なので、スマホでも十分に撮れちゃうんでしょうね。但し、あの角で突かれたら大怪我しちゃうよ。なので、ちょっと接近し過ぎな気もするわ。野生動物と人間の間には、お互いのためにも 適度な距離が必要だと思います。
シカはあちこちにいっぱい居るので、自分の条件(要求?)に合うシカを探します。カッコイイ雄鹿が数頭居て、人工物が映り込まず、順光で、背景には流氷も入れて撮影できる群れ(笑)
だけど、こんな 高度な 我儘な要求に応えてくれる個体群も、ちゃんと存在するのよ!
冬の野付半島って スゴイわ~
ほらね!(笑)
森林に居るイメージが強い鹿ですが、この時期は、ここ野付半島に多く集まって来ます。
海水が風で飛ばされ、草にミネラル等が付着し、それを食べに来るそうです。
若い雄鹿のケンカ
カッコイイ雄のエゾシカ、いっぱい撮れました~♪
「やっほー♪」
「出たよ、悪友K !」
「ねーねー、ひろみに質問があるのぉ~」
「何?」
「今回のタイトルは『野鳥撮影の旅』なんでしょ? なのに、どうしてエゾシカを撮ってるの? それともシカって野鳥なの?」
「うぅ... 久美のくせに、珍しく正論で攻めてきたよ...」
「ねーねー どうしてぇ~?」
「ほら! チョコレートあげるから、ちょっと大人しくしててね~ はーい、また今度ね~」
ふぅ~、何とか誤魔化したわ!
彼女が登場すると、いつもブログの進行に支障が出るのよね。まぁ、悪友と言いつつも、根は良い人なのよ。エッチだけど(笑)
野付半島でエゾシカの撮影を終えたのは15時。
この後は、屈斜路湖のコタンで夕日のハクチョウを撮りたい。ついでに温泉に入ってる自分も撮りたい。だけど、ここから2時間はかかるわよね... 山の向こうに太陽が沈むのは16:30くらいだから、今から向かっても絶対に間に合わない。うん、間に合わないのは分かってるけど、とりあえず向かうよ! だって、それが あたしだもん(笑) 『何事も諦めが肝心』って言葉もあるけど、あたしは『諦めない限り道は開ける』を信じる女♪
もしかしたら... という一縷の望みに賭けて、屈斜路湖へと みかんラ~を走らせます。でも太陽は、無情にも山の向こうに沈んでしまったわ(泣) コタンに着いたのは17時でした。
そして、予想に反して人がいっぱい居る! 中国・韓国の人達かしら? これは、夕日に間に合ったとしても、とても入浴出来る状況ではありません。こんなに人が居たら、裸になるのは絶対に無理だもん! もっとも、おじさんは何も気にせず、堂々と全裸で入浴しちゃってますが。
ほんの僅かに色味が残る空を背景に、オオハクチョウを撮ってみました。
せめてあと30分、早く着いていればなぁ~!(悔)
しばらく待って、人が少なくなってから撮ったコタン温泉。(既にかなり暗いです)
温泉が流れ出て、氷が解けた場所にハクチョウが集まるため、すぐ目の前にハクチョウが居るのよ。それを見ながら入浴出来ちゃう。但し有名な場所のため、かなり人も多いです。女性の場合、明るい時間帯の入浴はタイミング次第ですね。尚、水着の着用はOKです。
真っ暗になる頃には誰も居なくなったので(それまで待ったわ)、タオル1枚で堂々と入浴しました。ワシの撮影で、二の腕がちょっと筋肉痛なのよ。温泉に浸かりながら自分で 揉み揉みしちゃおう。ん? 揉んだのは胸じゃないからね! 腕よ、腕!(笑)