2023年 野鳥撮影の旅(道東)② | 美しい風景に出会いたいっ!

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自然が大好きな美女(自称)が綴る、楽しいブログ♪

2日目

 

羅臼町の日の出はAM6:04みたい。天気が良いのなら、やっぱり朝日は見なくちゃ! 東部の海岸に出れば、どこからでも朝日は拝めるため、この時間に羅臼に着いてる必要はありません。ここ南弟子屈から羅臼までは約120㎞、2時間で着くでしょう。それにしても、道東・道北に居ると距離感が麻痺しちゃって、この距離が『すぐそこ』って感じるようになるのが怖い(苦笑)

 

そんな訳でAM4時出発です。宿の周辺は本当に何も無く真っ暗なので、どっちに進めば北なのか南なのか、何度ここに泊まっても、未だに悩みます(笑) 方向音痴ではないと思うのですが...

 

海に出ると、国道335号線で羅臼町へと知床半島を進みます。6時を過ぎる頃、車を停められる場所で日の出を待ちます。国後島の向こうから朝日が顔を出したのはAM6:19でした。

 

 

 

日の出を見ると、いつも元気が出るの♪

 

船の出港は9時なので、20~30分前に港へ行けば大丈夫。それまで朝風呂にでも入っちゃいますか! そう考え、熊の湯に行くと...

 

 

 

入浴不可でした(泣) ガーン

もっとも過去の経験から言うと、熱くて入れない可能性も 高かったんだけどね。

 

 

 

ここから先の知床横断道路は冬季通行止めです。約半年間も通れないのに、冬季通行止めとは、これ如何に? 知床では11月から4月までの間を『冬』と言うみたい(嘘)

 

 

 

朝日に照らされた知床連山。

左から順に羅臼岳(1661m)、三ッ峰、サシルイ岳、オッカバケ岳です。(調べましたw)

 

 

 

羅臼国後展望塔から羅臼の町を望む。水平線に見える白いのは、全部 流氷です。

 

 

8時過ぎには港で待機することにしました。船は何隻か停まっていますが、乗船予定のゴジラ岩観光の船が見当たりません。まだ早かったかしら? だけど8:45になるのに、船が無いのは変だわ。場所は間違っていないし、電話してみる? 確実に違うのは分かっているけど、とりあえず目の前の船に尋ねてみちゃおっと。

「この船って、ゴジラ岩観光ですか?」

「ゴジラ岩さん、一番向こうの船だよ」

「ありがとうございます」

港に着たときから、ずっと停船してる船でした。でも船体に、会社名とか書いてないのよね。

スタッフさんに尋ねてみたところ、「右舷にはゴジラ岩観光って大きく書いてあるんだけど、今は左舷で停まってるので~」とのこと。分かり易く、旗とか立てて下さい DASH!

 

インバウンドの団体さんが乗船してるようで、かなりの人数が居ます。

AM9時、快晴の元、船は出港しました!

 

撮影機材ですが、手持ちでの取り回しを考えると、グリップをしっかり握れた方が良いと考え、EOS 9000D で撮影することにしました。EOS 9000D に EF100-400㎜ F4.5-5.6L IS II USM 、EOS M6 markⅡ には EF-S10-18㎜ F4.5-5.6 IS STM を装着。2台体制なので、レンズ交換の必要なくワシと風景の両方を狙えます。気分だけは、プロ・カメラ マン ウーマン♪

 

 

 

出港して間もなく、先ずはオオセグロカモメが歓迎してくれます。

 

 

 

本番前の試し撮り(笑) いつも練習台になってくれるの♪

 

 

そう遠くない場所に流氷はありました。個人的な意見ですが、流氷を見るだけの目的で網走や紋別に行くのなら、絶対にここ羅臼の方を強くお薦めします! だって、こっちは流氷の他に、美しい知床連山を望めて、ワシも見れちゃうのよ! まぁ、羅臼に来る人は、ほとんどがワシ目的だけどね♪

 

 

 

甲板員の方とお話してると、今日は久々に知床連山が綺麗に見えるとのこと。天気は勿論だけど、流氷帯の位置も重要で、港の近くに流氷があれば沖へ出る必要がないため、こうして全体を見渡すことが出来ないみたい。「今日は絶好の撮影日和だよ」と話してくれます。

 

既に何隻かの他社船が流氷帯に入り込み、撮影をしていたわ。

 

 

 

こちらは、知床ネイチャークルーズの船のようです。さすがに自分の乗船してる船の全体像は撮れないもんねぇ~(笑) こんな感じで流氷群に突っ込んで、観察&撮影をしてるのよ。離脱するときは、当たり前ですが後退します。後ろの知床連山が やたらと大きく・近くに見えていますが、望遠レンズによる遠近感の圧縮効果です💦

 

あたし達の船は、もう少し沖合の流氷帯へと入りました。でも、さっきの場所と比べたら、ワシの数が少なくない? エサを撒いたら、もっと集まって来るのかしら?

 

 

 

撒くエサは、ニシンやイワシです。結構な数を積んでいました。予備も相当あるみたい。

 

さぁ、撮影開始よ!

 

 

 

 

 

やっぱり定番の、餌を拾いに来る着陸態勢の画像から。

 

 

 

 

 

 

 

真正面からの着陸(着氷)シーンは珍しい♪

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

幼鳥も多かったですね。全体の三割くらいを占めていた気もする。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あたしのような素人でも飛翔シーンを獲れるのは、撮影条件が良いからなのよ♪ 何より光線状態に恵まれたし、被写体との距離も比較的近いしね。

データ的には、ISO200で絞り開放・シャッター速度は平均1/3000、ズーム域は主に200㎜前後を多用していました。ちなみに 飛んでるワシの画像は、ほとんどトリミングしてます。そんなに上手くド真ん中に、フレーミング出来る訳ないでしょ(笑)

 

 

オオワシ・オジロワシの翼を広げたカッコイイ写真が、けっこう撮れたわ~

だけど、2~3羽をまとめた写真も撮りたい。そもそも、船周辺の個体数が少ないのよね。こればかりは、あたしの努力でどうにもならない(泣)

そんな事を思っていたら、船が動き出しました。「え? もう終了なの? 早くない?」と思っていたら、場所を移動するようです。もう少し港に近い場所の流氷帯に来ました。

 

 

こちらの場所は、最初からワシが沢山居ます。って言うか、最初からここに来て欲しかった...

 

 

 

とりあえず、群れの写真も押さえておくわよ(笑)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こんなにいっぱい居るけど、オオワシ・オジロワシ共に国の天然記念物です。

 

 

 

 

 

こんな光景を見ると、公園のハトみたく思えちゃう♪

 

 

 

 

 

正面から見るオオワシの顔は、愛嬌があるの♪

 

 

 

オジロワシの横顔は怖いのよ~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

何を悩んでいるの?(笑) 早く食べなよー♪

 

 

 

 

 

 

 

オジロワシのアップ! 流石にコレは、最大望遠の400㎜で撮っていました。

羽根の1本1本が、とても綺麗なのが分かります。

 

 

 

3年前は船の縁にレンズを載せて撮っていた記憶があるんだけど、今回はそれが出来なくて、完全に手持ちで撮影しています。9000D と EF100-400㎜で約2㎏なんだけど、これをずっと振り回していたら腕の疲労が半端ないの。僅か2時間弱で、既に軽い筋肉痛なんだもん(泣)

もっと筋力を付けないとダメね。大砲みたいなレンズを持って撮ってる人って、スゴイわ~

まぁ、さすがに女性では見かけないですけど...

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あ! ゴジラ岩観光の船を見つけた... でも、現時刻AM10:52。何時の便なのかしら?

 

 

 

右のオオワシ君、着地に失敗したの?(笑)

 

 

 

 

 

幸せな時間は終わりを告げ、港へと戻ります。

もぉ、すっごく楽しかったー! 今回で2回目だけど、大枚をはたいても乗るだけの価値はありますね! 数社が運航していますが、どの会社を利用しても所用時間は2時間半で、料金は11,000円と変わりありません。(もしかしたら、所要時間&料金が異なる会社もあるかも) 

あたしは今回も9時出発の便に乗ったのですが、早朝便と呼ばれる5時出発の便も、朝日とワシを同じ画面に入れられるため人気があります。

 

 

港に戻って来たのはAM11:30です。本当なら ここ羅臼でもう少しゆっくりしたいのですが、今回はこれで切り上げます。何故なら、快晴なのが今日だけだから! 自然が相手なので、天気に影響されるのは仕方ないのよ💦 そんな訳で、午後は野付半島に向かいます。

 

長くなったので、2日目は2回に分けちゃうわ。