『北アルプス 乗鞍岳 剣ヶ峰』
天気予報では、基本 ずっと晴れマークなのですが、山岳地帯は夕方から雷雨になるようで、今ひとつ天気が読めません。連日の登山は避けたかったのですが、今後の天気を考慮し、乗鞍岳登山を前倒しすることにしました。
長野県・松本市から、国道158号線を西へと走ります。
乗鞍スカイラインを走るバスが出る『ほおのき平・駐車場』へと向かいます。でも、地図を見ると、意外と遠いのよね。これ、松本市から行くよりも、岐阜県・高山市からの方が近くない?
そして出発前には全く気付かなかったのですが、道路標識を見ると、県道84号線を左折し、三本滝から乗鞍エコーラインを走るバスでも乗鞍岳に行けることを、ここで初めて知ります。今現在、長野県に居るんだから、エコーラインで行く方が早くて近いじゃない! そんな訳で、急遽、三本滝へと向かいます。(こういうところが、あたしらしいw)
時刻は既にAM9:40なので、駐車場は満車状態。バスは1時間に1本しかなく、10時の便に乗っても、スタート地点である畳平には11時の到着になっちゃう。でも、この便に乗らなきゃ、今日の登山はもう無理よね。考える時間も無いし、悩むくらいなら、とりあえず行っちゃおう! バス代は往復で3,000円也。
乗鞍スカイラインのHPより引用
乗鞍バスターミナル・畳平には11時到着。標高は既に2,702mで、気温は18℃と快適。
それなりに雲もあるけど、まずまずの晴れ具合。そんなことよりも、一番の心配事は、既に11時だと言う事。昨日の木曽駒ヶ岳なら、とっくに山頂に着いていた時間だからね!
バスの最終便が16:30なので、これに乗り遅れる訳には行きません。スタート時刻が遅い分、ペースは少し早目にしなくちゃ! そう 言いつつも「帰路は絶対に登るの無理だから」と云う理由から、通り道の富士見岳を目指します。
そもそも、この あたしに「寄り道しちゃダメよ」って 云う事自体が 無理な注文なのよ !!
(何だかんだと理由を付けての寄り道ですw)
ほんのちょっと頑張れば、もう登頂よ!(笑)
ちなみに『乗鞍岳』という山は存在しなくて、剣ヶ峰(3,026m)を最高峰に、23の峰と7つの湖、8つの平原からなるエリアの名称だそうです。畳平の標高が2,702mのため、魔王岳(2,763m)だと 15分で登頂可能みたい。そうそう、富士見岳(2,817m)もバスターミナルから25分、山の麓からだと15分で山頂に立てちゃうのよ!
右手に不消ヶ池を眺めながら、登山道と言う名の車道(ダートですが)を歩きます。
そして、もうここから、目指す剣ヶ峰の山頂が見えちゃってるの(笑) もう、行くっきゃないでしょ~
バスターミナルから90分、肩の小屋からだと僅か50分で3,000m越えの山に登れちゃうんだから、ある意味、スゴイわよね。
ただ、ここから浮き石の多いガレガレの岩場を、ひたすら登って行きます。正直に言うと、楽しくありません。ツアーの団体さんも居て、人ばかりです。三脚を立ててカメラをセットし、セルフタイマーで撮影なんてやってる場所もないので、岩山の写真ばかりです(泣)
かなり雲が広がりましたが、何とか陽が照るうちに剣ヶ峰山頂に着きました。
人でごった返しているため、仕方なく他人にシャッターをお願いしています。
ここも山頂には神社があり、神主さんが居ました。
高山植物の種類も多く、見頃となっています。
瞬く間に曇って来たので、とりあえず下山。下りもけっこう人が多かったですね。
当初は、ここまで来たのなら剣ヶ峰は勿論、富士見岳、大黒岳、魔王岳の三峰も制覇するよ! って考えていました。剣ヶ峰以外の山は、10~15分で登れちゃうので(笑) でも、天気が良くないと登る気がしないのよねぇ~ 登頂しただけ! って山登りは好きじゃないので、あっさりと登るの止めちゃったわ。
まぁ、それでも晴れてる富士見岳は登ったので、それだけでも良しとしましょう。
畳平のバスターミナルに戻って来たのは15:30でした。
日が差さないのもあって、気温は下がっていますね。
ここまで曇っていると、時間はあっても魔王岳に登る気もしないし、お花畑を周る気も起きない。晴れてさえいれば、景色を眺めているだけで幸せなのにねぇ~
うーん... それじゃあ、16時のバスで戻ることにしましょう。結局、乗鞍岳には5時間しか滞在してなかったわ。
2日連続の登山は、やっぱり疲れるわぁ~ 疲労回復には、やっぱり甘いモノと 温泉♨よね。温泉の数だけなら北海道の方が多いけれど、長野県は、それを超える温泉密度を誇ります。もう、温泉ならどこでもいいわ。目の前にある乗鞍高原温泉に入っちゃおう! ここで2日間の疲れを癒し、 心の 体の 汚れと 汗を洗い流すことにします。でも残念ながら、頑固な心の汚れは、あまり落ちませんでした(泣)
尚、「昨日は寝起きから汗だくで、木曽駒ヶ岳でも汗をかいて、シャワーも浴びてないの?」 と 思われた方も居られるでしょう。でも、ご安心下さい! 体は汗拭きシートで拭いてるし、下着は勿論、全てのウエアを着替えております。また、美女は決して匂いませので、臭くもありませんっ! ホントです !! だから、あたしを避けないで下さ~い !!(笑)