日本アルプス山行 ① 木曽駒ヶ岳編 | 美しい風景に出会いたいっ!

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自然が大好きな美女(自称)が綴る、楽しいブログ♪

7月19日の勤務終了後、そのまま新千歳空港へと向かいます。贅沢にも高速道路利用よ♪

荷物を入れるバッグは、いつも海外に行くときのダッフルバッグ。これは手荷物預けにするため、カウンターに持っていきます。受付で重さを測ると、19.8㎏と表示されるじゃないの! 

「国内の数日間なのに、一体 何が入ってるの?」と言いたくなるような重量だわ💦

そして、好き勝手にパッキングしたのに、ちゃんと既定の20㎏以内に収めているのも、我ながらスゴイ! 1ヶ月の海外キャンプ旅でも平均17㎏前後の重量なのに、この重さには自分でも驚いてしまいました。

 

20:40の便で、中部国際空港・セントレアへと移動です。セントレアには22:25到着。

時間も遅いため、今夜だけは空港内のホテルを予約してあるのよ。5,000円もするけど、これは仕方ないわ。さすがに空港内外で野宿って訳にもいかないしね。(←海外では、過去に10回くらいやってますw)

シャワーを浴び、エアコンの効いたお部屋で ぐっすり眠り、明日に備えます。

 

 

翌日、ホテルの外に出ると、朝からめちゃめちゃ暑い ムキーッ  既に30℃を超えてるわー! 

しかしながら、今期の札幌も連日30℃越えなので、何処に居ても同じなのよ。

とりあえずレンタカー会社に空港までピックアップしてもらい、店舗へと向かいます。日本国内で借りる車は、費用の関係からいつも軽自動車なのですが、今回は何と普通自動車なのよ! 何故かと言うと... セールで、軽自動車と同じ金額だったから(笑) 

6日間のレンタルで、保険等の諸費用込みで 総額27,000円なのよ♪ しかも、車種はトヨタのAQA。 燃費も良さそうだわ。

 

ここから6日間の短い旅が始まります。うん、確かにあたしにとって6日間は、めっちゃ短いのよね。計画的に行動しないと、直ぐに終わっちゃうよ。

 

とりあえず、初日の今日は 移動&ドライブです。

目的地の長野県駒ケ根市には、夜までに着けばいいので、気負いもない。

適当に走り出しますが、やっぱり交通量は多いわね。名古屋周辺になると、ず~っと街が続くし、信号ばかりだし、楽しくない。そして一番の脅威が、この猛暑。外気温は33℃になっており、エアコンの効いた車から出たくないと言うのが本音。寄り道なんて論外です。

それでも飲み物でも買おうと、スーパーに立ち寄ります。車を停め、降りた瞬間、とんでもない暑さ!「ひぇぇ~~ 人間の住める気温じゃないわ」(←住んでる方、ごめんなさい)

この暑さと云うか、熱気には、本当に参ってしまいました。

「もー! 何とかしてよー!」 あたし、死んじゃうわ。

 

そして結局、駒ケ根市に着く頃には日没寸前。寄り道どころか、ここに来るだけで 精一杯でした。コンビニ弁当で食事を済ませ、人目に付かない適当な場所にテントを張ります。明日はAM4時起きのため、早目に就寝と思うのですが、これがまた 暑くて暑くて全く寝られません。じっとしてるだけでも、汗が流れ落ちるんだもん。ブッシュキャンプのため、暑いからと言って、淫らな恰好で寝る訳ことも出来ないし... 突然、人が来ると困るからね。「それなら、ちゃんとしたキャンプ場なら淫らな恰好で寝るの?」 と言われそうですが、まぁ、キャンプ場で ほぼ全裸で横になっていたことは過去にあるのよ(笑) 暑いの苦手なんだもん~

予想していたとは言え、この暑さには正直参っちゃったわ...

 

 

『中央アルプス 木曽駒ヶ岳』

 

 

 

 

寝たのか 寝てないのか、良く分からない。とりあえずスマホの目覚ましで強制的に起床した。下に敷いたバスタオルと、着ていたTシャツが汗だくです。寝起きから水分補給が必要だわ。

 

 

 

チケットはAM5:45から販売するらしいので、5時過ぎを目指してバス乗り場へと向かいます。到着すると、こんな早い時間なのに、けっこう人数が並んでいましたね。

 

 

 

駐車場代800円、往復のバス&ロープウェイが4,200円で、合計5,000円也。けっこうな金額だわ。臨時便が出ているため、3番目のバスに乗車出来ました。

 

しらび平からは、駒ヶ岳ロープウェイで一気に2,612mまで標高を稼いじゃいます。

そして、ここの気温は18℃! 「きゃ~ 快適だわ♪」

 

 

 

快晴の元、目の前には千畳敷カールの絶景が広がるの。これだけでも十分満足よ♪(嘘ですw)

 

 

 

 

 

様々な高山植物が咲き乱れ、千畳敷カールに彩を添えています。

景色を堪能した後、AM7:40 登山開始です。

 

         

 

行程はこんな感じです。駒ヶ岳ロープウェイHPより引用。

 

 

 

先ずは、目の前の八丁坂を登りきらなくてはなりません。ただ、森林限界線を越えた山の場合、目指す地点が分かる場合が多いのです。「とりあえず、あそこまで頑張る!」 と、目標が分かるだけでも、ありがたいわ。

 

 

 

 

 

第一目的地は見えるけれど、この八丁坂を登るのは かなりキツイよ。そして、立ったままの短時間休憩も多い。脚を動かしている分、前には進んでいるのでしょうけれど、あまり進んでいる実感も湧かない。

 

 

 

振り返れば、出発地点であるホテル千畳敷が見える。ここを登りきるまでは、ずっと見えるのよねぇ~ 天気が良いので、ホテルの奥には富士山も望めました。

 

 

 

登山道を外れないようロープが張られているため、好きな場所を自由に歩けず、大勢の登山者と一緒に同じ道を登るため、自分のペースで歩けない。これが日本の登山スタイルなんでしょうけれど、本音を言うと、あたしにとって相当なストレスなのよねぇ。

 

あたしの場合、渓流釣りが外遊びの基本なので、それと比較すると、登山は好きな場所を自由に歩けないのが辛いのよ。み~んな同じルートを歩かなきゃならない。

渓流釣りの場合、川の中に『道』なんて無いため、自分でルートを選択して、好きに歩けるからね。川沿いに遡行困難な難所があっても、自分の判断で、『崖をへつる』『高巻く』『泳ぐ』『諦めて引き返す』という事を自分の技術・体力と相談しながら行動します。

これが山だと、難所があれば鎖や ロープがあったり、ここ八丁坂では工事現場で使うような階段まで設置されていたよ。自然の中に、こういうの作る? 

また、渓流釣りは他の釣りと違って、他人と同じ場所で釣らないため、山奥で一人っきりなのよ。つまり、あたしの視界に他人が入ることが絶対に無いの。

それは、写真を撮るときにも言える。登山道を撮ろうとしても、人が途絶えることが無いため、必ず他人が写り込むの。登山道だけとか、自分一人を写すことは、人が多い山だと根本的に無理なのよね。

そして、お手洗い問題。普段から誰も居ない山奥で遊んでる あたしにとって、したくなったら、何処でもお尻を出してしちゃう(笑) どーせ、誰も居ないし・見てないし。渓流釣りは綺麗な水も使い放題なので、手だって洗えるのよ。

これが登山の場合、自由に出来ない。まず、何処にでも人が居るし、森林限界線を越える山だと樹々の陰に隠れられないし、何よりロープが張られ登山道から外れられない。どうして生理現象を我慢しなくちゃならないの? ...って、愚痴りながら(笑)黙々と頑張るのよ。

 

やっとの思いで、第一目的地の乗越浄土に到着。何かもう、ここがゴールで良くない? って思うわ(笑) 水分&カロリー補給をしながら、40分くらい休憩してましたー (長い?w)

 

 

 

何時までも のんびりしていられないので、重い 体重 腰を上げましょう。次なる目標は、2,956mの中岳です。勿論、行き先は見えているので、そこを目指して進むのみ。中岳までの道のりは、全然大したことありません。(←進歩したもんだわ)

 

 

 

第二目的地の中岳に到着!

 

 

 

中岳からも、最終目的地である木曽駒ヶ岳・山頂が見えます。

あと、ちょっと頑張れば、山頂よ! 八丁坂の登りに比べたら、こんなの楽勝... と 思うわ。

 

 

 

 

 

そして、何とか10:45 木曽駒ヶ岳山頂(2,956m)に到着しました! 標準タイム2時間のところ、3時間もかかって登っているわ。まぁ、乗越浄土で休憩し過ぎたからね~

 

 

 

 

 

山頂には神社があるけど、自然の中にこういう建造物があるのは、あたしは好きじゃない。そもそも、山小屋だって、こんなの建てて許されるの? って思っちゃう人なので。

 

 

 

人工物を置くのなら、皆が記念撮影する標識を何とかしなさいよー! 

数字も読み難いです。

 

 

 

山頂は、ゴロゴロの岩場です。

 

 

 

そして2,956mという標高で、何とキアゲハが飛んでいるじゃありませんか! 吹上に乗って、ここまで来ちゃったのかしら?

 

時間はまだまだあるし、天気も良いので、山頂から濃ヶ池へのルートへと進んでみます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

勿論、縦走する訳じゃなくて、単に人の居ないルートを歩きたかっただけ。

あはは、けっこうストレス溜まってるわ~(笑)

こちらは、登山者2名、山岳監視員(?)の2人とすれ違っただけで、本当に自然を満喫出来ました!

 

 

 

 

 

 

 

ここで引き返すことにしました。

ゆっくりと景色を眺めながらランチタイム。自分だけの世界なので本当に幸せ。あたし、やっぱり人が居る場所って嫌いなのね。

 

 

 

 

13時くらいから、雲が多くなり始めました。写真もいっぱい撮ったし、そろそろ下山を開始しましょう。

ロープウェイの最終が17時なので、それまでに乗車する必要があります。まぁ、登りほど時間はかからないでしょうけど、あたしの場合、下りは膝にくるのでトレッキングポールを使い慎重に下山します。

中岳のテン場付近を歩いてるとき、何気ない場所で、思いっきり転んだー(泣) けっこう痛かったよ。

 

午前中は快晴だったのに、いつの間にか空は雲で完全に覆われてしまいました。晴れていると、写真ばかり撮って中々進まないのですが、曇り空だとひたすら歩くので、予想以上に進みます。遠くで雷が鳴っているようですが、雨の心配は要らないかな?

 

 

 

ホテル千畳敷には15:30に戻ってきました。16時のロープウェイで下ります。しらび平からは、またバスに乗りますが、途中でニホンカモシカの親子に遭遇! 残念ながら写真はありません。

 

そして、駐車場に到着し、バスを降りたとたんに大雨が降ってきました。すぐさま、車に避難します。いやぁ~、ギリギリセーフ!の タイミングね。ホントに運が良いわ。