先週の風景になります
ツバメの巣立ち
壊れかけの住み慣れた
我が巣につかまっている子は
一度パッと飛び立ったあと
くるりとあたりを飛んで
大急ぎで
戻ってきました
まだ怖いのだな
壁にしがみついている子は
じっと動けません
飛べるかな〜
がんばれ
去年のワタシは
今年のような不調もなく
ツバメの巣を探したり
ホタルを見に行ったり
梅仕事をしたり
できていたのですが
今年は全部それどころじゃなくなって
自分をたてなおすことに必死です
ひと月前から始まったリハビリ
11回目を
昨日終了しました
多少重い買い物もできるようになり
ちょっとした日常の動作も
楽になってきました
少しタイトな被り物の洋服の脱ぎ着
下着のホックを背中でとめる
とかはまだ
できませんし
大きく窓を拭くとかの
手は痛くてのばせません
が
だいぶ落ちついてきたので
これから少しずつリハビリでも
筋力回復とかも
少しトレーニングしていくよというプランを
今回は少し話されました
理学療法士さんに尋ねてみました
ぴ: ワタシ進んでますか?
理: 順調に進んでますよ
わ〜嬉しい
お願いします‼️
よろしくどうぞ‼️‼️
というやる気はあります
ここまで改善してくださって
ほんとうに助かりました…
リハビリ 神
です
理学療法士さんに
足を向けて寝られません
さて現在
リハビリにかかっているコスト
ワタシは両肩なので
一回のリハビリに2枠をとります
よってお支払いも2倍です
大体一回 2枠で2400円程度
ひと月10回として
24000円
片方ならその半分ということですね
これに片道200円ほどの交通費
これをどう捉えるか?
ぱっと見
高いですよね 普通に…
ただ
ワタシはこの価値以上の
なんなら値段なんてつけられないくらい
大きな大事な貴重な
経験をさせていただいているなあと
芯から思っています
ヒトの日常が
いかに
脆いものか
そして
健康の上に成り立つものが
いかに
あたりまえでないか
今までのワタシは
浅知恵ややっつけで
適当に暮らしていて
少しくらいのことは
日常の程度のことくらい
ひとりで
なんとかできるなんて
なんとなく
甘く見通しているところがありました
ところが
全くもって
見事にあれもこれも
崩れていきました
そんな吹けば飛ぶような
自惚れと自負は
歯も立たず
完膚なきまで叩きのめされました
バカもんですワタシ
そしてまた
どんなにイヤだ
うんざりだと喚いてみたところで
24時間べったり離れない痛みや
気持ちのストレスが
いかほどかとか
自分の身体も
確実に
年齢で
違ってくるんだということやなんか
そういう
真実を
どこか他人事のように
今まで捉えていた自分
胡座をかいて
横着に構えて顧みなかったこと
みないようにしていたこと
そういうことを
まざまざと目の前にして
あたりまえにできていたことが
あたりまえにできることは
あたりまえじゃないかけがえないことなんだと
気づくことができました
痛みや不自由をこらえて
暮らしている方は
自身の祖父母を始め
多く触れてきましたが
ワタシは何もわかってなかった
今は基礎の日常生活自体
ほとんど不自由ないので
自炊もいろいろできるようになりました
今日の夕食は素麺と
お野菜の煮付け
鮭の香草焼き
椎茸のチーズ焼きをつくりましたが
素麺を啜りながら
ありがたくて
ありがたくて
胸がなんとも言えない感動で
いっぱいになりました
こんなシンプルと思えることも
あたりまえじゃないんだなと
お素麺をゆがいて
出汁を作って
自分の手で
自分の指で
お箸を持って
口に入れて
すすって
自分の歯で
咀嚼して
飲み込むことができる
ひんやりした口の中の感触も
滑らかな舌触りも
美味しいなっていう味覚も
全部感じることができる…
感動しました
身体のどこかこわれても
これはあたりまえじゃなくなるかも
しれない
誰かが病気をしたりと言った
ドラマをみるのが嫌いになりました
ストーリーのために
人を簡単に病気にするな
病気にならずにすむことを
生活習慣で予防できることを
まずはもっと
定着させることが大事なのに…
そんなふうに
思ってしまうのです
元気でどこも痛くなくて
スムーズに動けたり楽に呼吸できたり
その方が
家族や友達とのお楽しみも
大谷くんの活躍も
バレーボールの応援も
どんな楽しみも
何倍も心から楽しめますよね
世の中
健康と楽しみの
情報提供の質も量も
順序が逆
痛みや不自由にいたらないための
選択肢がもっと広げられると
良いのに
…
少し神経とんがりすぎでしょうか
自分のアンテナが不足なだけなのでしょうか
最近の気晴らしドラマ
アマプラで見るのはひたすらコレ
日常のしあわせを
丁寧に掬い取っていて
43歳と45歳というデリケートな年齢
なのが味がありますね
お互いを思いやりあって
暮らすふたり
「糖質と油を控えて
腹八分目にして
俺たち 長生きしような」
西島秀俊演ずるシロさんが
ケンジに向けて
泣きそうになりながら
言うシーンがあります
想いを込めて
心を込めて
大切にしたい人がいるって
その思いが強いほど
ものすごく人生を豊かにするし
不安にもするのかもですね
毎日の献立を作るふたり
「ありがとう」
「おいしいよ」
「ごめんな」
たくさんこの言葉がでてきます
しかもちゃんと
「〜してくれたんだな、ありがとう」
「〜がものすごくあっていて美味しいよ」
「〜できなくてごめんな」
みたいに
細かさを省略しない伝え方
ワタシもすこし真似したくて
挑戦中です
***
少し長くなりました
痛みの峠をこえて
きづくと紫陽花があちこちで満開
今日もいちにちに感謝
ぴお