ぴおのブログ

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60代になりました。ひとりですが、なんとか暮らしを立てています。目まぐるしく変わる時代の中で、ぽつりぽつりと思うことを書いています。

結論からいくと




「ヒトにどんどん頼ること」




これにつきます









ワタシの母は

認知症です


 



アルツハイマー型認知症





物忘れは

10年ほど前から




親戚の集まり

皆よく知っている顔ぶれで

ワイワイと食べ話し笑い

宴も終わりそれぞれが

帰路に着く






その帰りの車の中で母は上機嫌に

「さっきの子 だれかい?」





買い物に行くと

どんどん放り込まれる

同じ商品でカゴは山

一緒に行った家族が

彼女の目がほかに行っている間に

そっとカゴから出し戻す






そんな小さな

異変からでした






冷蔵庫は

いつのまにか

賞味期限切れだらけ





菓子パンや

甘いコーヒー飲料や

和菓子など

まろやかでハッキリと甘い物だけを

極端に好むようになる嗜好の変化





当然炊事はおろか

目を離すと外に出て

その辺で遊んでいる子どもに

誰彼構わずお金をあげてしまう





家族がどんなに声をかけても

お風呂に入らなくなったころ






私たちは

母をデイケアに委ねました





デイケアに通うことに

もっと抵抗するかなと思っていましたが

「車でお出かけ」するのが

好きな母は

さして疑いもせず

お迎えの車にのり






そのデイケアのおかげで

私たち家族は

ずいぶん助けられました






認知症になると

初期 不安が強いと言います





自分は何かおかしくないか?

自分は馬鹿にされてるんじゃ

ないか?

人に見下されてないか?




自分の人生の日々

培ってきた自尊心が

他者に

蔑まれている疑心





そういうことに

とても過敏になるので






わからないことに

取り繕いをし

些細な否定に

過剰なほど怒りをみせます





母もその道をたどり

とくに父に物で危害を

加えようとするようになりました






怒りのままに加減ができない母

マズイ

このままでは

どちらかが怪我をする






次に私たちは






速攻で母を

病院に連れて行きました





これができない人も

多いと聞きます






恥ずかしくて

連れていけない

他の人に知られたくない






それが理由とのことです






病院では

薬を処方されました

精神科の薬はどんどん

良いものが出ている気がします






攻撃性や

易興奮性は

緩やかになりましたが






ゆっくりと






ひとつずつ






過ぎるいちにちいちにちの道に

母は記憶をそっと置いてゆき






なんとか保っていた

排泄の自己管理も






コロナに罹患した後には

できなくなっていました






デイケアのスタッフの方々は

ほんとうによくしてくださって

そのプロの使命感ともとれる

お気持ちと技術に

申し訳ないとおもいながら

頼らせていただきました






精神科の先生にも

細やかにお薬を変更していただき






眠気が起きすぎず

一方で心の波が荒れ狂わないように

調整していただけました






飲まない頃は

物を投げたり

刃物を持とうとしたりも

あったので

お薬は砦となってくれました







寂しがりの母は

若い頃






「お母さんが歳をとったら

養老院(施設のこと)

いれないでよ」





とよく言っていたので

それがあってかどうかわかりませんが

父はデイケアにも

介護申請にも

難色を示していましたが

(それこそ恥ずかしかったのかもしれません)





子ども達で

半ば強引に進めた形に

なりました

うまくいくかはわからなかったし

母の希望を踏み躙るようで

決断もいくつかありました





あれから10年を過ぎ

デイケアも難しくなり

今母は精神科メインの

病院に籍を置きつつ

たまに外泊して

父とたわむれたりしています





私がこのテーマを書こうと思ったのは





最近

友人が介護うつになったためで





彼女は

お父様が亡くなられた際

相続の話で兄弟と大揉め*





「残った母は自分がみる‼️」と

同居を始めましたが

ほどなく

お母様が認知症となり

なんとか自分で引き戻そうと

必死で頑張って





叩かれ

口汚く罵られ

泥棒あつかいされながら





食事の世話

排泄の始末

徘徊





夜もろくに眠れず

それでも

兄弟に言えず

指を刺されるのが嫌で

病院にもかけられなかった





もう限界になり

お母様を連れて病院を

訪れたところ

彼女の表情や身体の青あざを

見た医師が




「今たいへんなのはあなたの方ですよ」




「あなたの状態は介護うつですよ」




きづいて声をかけてくれた





そんな話をきいたからです







幼い子どもを育てる時ですら

その大変さに「鬱」になることがある





まして





大きな大人が

日に日にできなくなっていき

自己中心がひどくなり

矛先をむけられた攻撃性

それが

いつまで続くかもわからない






そんな状況は

楽しいわけはないです

苦しくないわけはないです





行政や

サポート体制や

周りの人や

病院や





使えるものは

とことん使うことを

考えて





まず自分の日常や

心身をできるだけ健やかに*…





「飛行機でも酸素マスクは

まず親が先」




ケアできる人が

先です






今日は

介護うつのお話






長くなりましたが

お付き合いくださって

ありがとうございました






          ハートハートぴお