記憶もあやふやな
小さな頃から
ワタシは
絵を描くのが好きでした
…というと
なんだか良い感じに聞こえますが
なにせ昭和40年代の田舎の
日々の暮らしで精一杯の
小さな家庭
🏠
そんなお家ですから
何の絵具があるでなく
まして
習うわけでもなく
なんなら
絵を描くような
白紙の紙すらあまりなく
新聞の端っこの空白や
捨てても良い包装紙や
広告の裏に
鉛筆だけで
いろいろ描いていたようです
ある日
母を驚かせて叱られてしまった
そんな絵があります
珍しくちゃんとした画用紙に
全面クレヨンで
みっちりと描いた
それは
お墓の絵〜
✝️
しかも
ご丁寧に
いくつか並べて描いた
墓碑に
「お母さんのおはか」
「お父さんのおはか」
「○○のおはか」
と記名し
知っている限りの人を
描いてあり
もちろん自分のもあり
で
↓
↓
↓
こんな絵描くんじゃないッ‼️
なんかこの
暗い絵は‼️‼️
縁起でもない‼️
と
まあ
叱られますよねそりゃ
当の本人
もちろん悪意のカケラもなく
お墓参りか何かで
単純に何かインパクトが
頭に残っていたとかその程度か
子供は明るく派手な色の
元気な絵を描くもの
そう
母は(大人は)思っていたのでしょうね
ちなみにワタシはこの絵を
楽しく描いていました♡
真っ黒の背景
灰色に並ぶお墓たち
♪お母さんのは1番大きなおはかで
真ん中
♪お父さんのは2番目に大きくてその横にネ
おばあちゃん…おじいちゃん
画用紙には次々とお墓w
なかなか良く描けた
のに
描いてはいけない絵があると学びました
児童心理学で分析すると
不安とか
我慢とか
お墓も黒もそういう心理を指すそうな
えー そうなのかあ
その後13歳くらいのころに
「自分で買ってきてごらん」と
お小遣いを貰い洋服を買いにいきました
その時も悩んだ末に
グレーの綿シャツを選び
買って戻ると
なんでこんな
暗い色にしたの‼️‼️
と 言われ
ピンクのいちごプリントのシャツに
変えに行きましたあはは
さてそんなワタシも大人になりました
これを書いていて
もう何年か前に2ヶ月で退職された
新採用者21歳のかたを
ふと思い出しました
国立の優秀な大学を優秀な成績で卒業した
彼女はどうにも現場に馴染めず
どうしてもうまく仕事を自分に取り込めず
最初は自信に溢れていましたが
しだいに暗い顔が増え
休むように…
ご両親も登場し産業医面談もしましたがダメでした
ご本人に同意をとり
少しテストをしたそうで
彼女の描く四角の椅子が
全て3本足で描かれていたことを
後に知りました
形状認識の一部欠落
ほかにも目立たない諸々があったのでしょうが
就職するまで気づかれなかったのでしょう
子供の絵
大人の絵
いろいろわかることも
あるのでしょうね
皆さま絵は好きですか?
ぴお