「アレクサンダーテクニーク」は、何年も前から存じ上げていたものの、なかなか学ぶチャンスがありませんでした。
そんな中、昨年、定期的に通っているピラティススタジオで偶然にもアレクサンダーテクニークを取り入れたピラティスクラスに参加する機会があり、そこからのご縁でセミナーやワークショップにも何度か参加させていただくようになりました。
※アレクサンダーテクニークとは
アレクサンダーテクニークは、オーストラリア出身の俳優フレデリック・マサイアス・アレクサンダー氏(1869~1955)が創始した身体の使い方を学んでいくボディーワークです。「動きと思考は連動している:心身統一体」という考え方を基盤としています。
●アレクサンダーの知恵 「ボディマッピング」
アレクサンダーテクニークの知恵のひとつである「ボディマッピング」とは、効率的でバランスの取れた動きができるように、ボディマップ(人間の脳にある体の地図)を意識的に修正し精密にする方法です。
人は体の構造デザイン(関節の形など)の通りに動けば、余計な力を使わなくて良く、無理なストレスが掛からないといわれています。
しかし、私たちは普段の動作で、思い込みや癖により、知らず知らずのうちに、不自然な(体に余計な力が入る)動作をしていることが多々あります。
例)「姿勢を良くしなきゃいけない」という思い込みで、過剰に背筋を伸ばす姿勢をしているなど
こういった無自覚に行っている動作に気付き、それを修正していく術を学ぶことで、姿勢や動作が変わっていきます。それに伴い思考も変わり、余裕/落ち着き/客観視/平等/公平/信頼などの気持ちが持てることで、様々なことを冷静に受け止められるようになります。
アレクサンダーテクニークでは、マッサージ手技を学ぶわけではありませんが、マッサージセラピストにとって無くてはならない大切なこと=「身体や意識の使い方」が学べます。
セラピスト自身が身体や意識の使い方を改善/進化させることは、心身の健康につながり(セラピスト寿命を長くする)、またクライアントさんへ心地よく施術をワークさせるためのベースとなります。
実際にアレクサンダーテクニークを何度か学ばせていただいて、「これはセラピストに必要な知恵だ!」と思いました。
そんな背景から、通っているピラティススタジオさんに「セラピストのためのアレクサンダーテクニーク」を指導していただけないか問い合わせたところ、アレクサンダーテクニーク教師の山本あつこ先生をご紹介いただき、5月27日(月)に1day講座を実施いただく運びとなりました。
よかったら、ホームページリンクをご覧になってみてください(*^^*)
→身体への意識が変わると施術が変わる『セラピストのためのアレクサンダーテクニーク』