Blog613. オーストラリア研修_2024 | 【 TRTA 】 東京リメディアルセラピーアカデミー代表ブログ

約1年ぶりにゴールドコーストに行ってきました。

 

 

今回はTRTAの提携教育機関であるMSQで行われた「※オーストラリア研修:臨床実習&ファイナルアセスメント(最終技術評価)」に同行するためです。

 

※オーストラリア研修は豪州オイルマッサージ国家資格コースの最終過程です。マッサージスクールMSQ併設のスチューデントサロンで4日半の臨床実習、そして5日目にファイナルアセスメント(最終技術評価)を受けるという内容になっています。

 

 

COVID前までは、この研修を毎年3月に行っておりましたが、2020年~2023年までは日本における行動制限のため実施できませんでした。個別で渡航してMSQで研修を受ける受講生はこれまで何名かおりましたがスクールとしての(スタッフ同行での)開催が今回約4年ぶりになります(ちなみに昨年や今年2月にも個別渡航による参加者がおります。3月の開催タイミングで渡航ができない場合は、別の時期に個別で参加できるシステムになっています)。



 

MSQは約30年の歴史あるマッサージスクールのため、スチューデントサロンも近隣の住人の方によく知られており、長年利用されている顧客がたくさんいます。

 

マッサージを始めたばかりの学生から経験者の学生まで、様々な学生がいますが、スチューデントサロンのゲストはどんな受講生にも温かい激励とフィードバックを下さいます。良いところを褒めてくれ、また改善点も率直に指摘いただけるという貴重な機会です。

 

 

そしてファイナルアセスメント(最終技術評価)では、これまで学び練習してきたことを披露し、評価者(アセッサー)からフィードバックをもらいます。この過程は卒後に更なる研鑽をつみ活躍していくためのスタート地点ともいえます。

 

 

ファイナルアセスメントは合否のあるテストではありません。
マッサージセラピーは目の前のクライアントに対してセラピストの知識と技術と感性と強みを総動員して、ベストな施術をクリエイトするものですので、クライアントが満足するもの(禁忌以外)が正解です。

 

技術の組み立ても何にフォーカスするかでやり方が変わってきますので、何か一つの決まった絶対的な正解はありません。故に60分の短時間の技術だけをみて合否をジャッジすることはしません。


資格取得はゴールではなくスタート地点。マッサージセラピーには正解がないからこそ、日々勉強し続けて、多角的な視点と柔軟性をもってクライアントにベストパフォーマンスができるセラピストを目指して精進を続けていただきたいと思います。TRTAもセラピスト方々の技術向上や発展のお役に立てるよう精進していきます。