ガキがガキなら親も親 | みらい日記

みらい日記

先代犬は黒柴みらい、今は赤柴福と暮らす主婦の平凡な日記です。

ガキがガキなら親も親。

主人が車の中でポツリと吐いた言葉です。


先日の長崎からの帰りのフェリーでのことです。


フェリーで母親と子供が二人、そのおばあちゃんらしき女性の4人組に近くの席で居合わせました。


その4人組は10人がけのコの字型の席に4人共バラバラに座り陣取っていました。

満席ではなさそうだったけど、小さな子供連れなら尚のこと大人の傍に寄せて座らせるべきでしょう。


出港して間もなく子供が騒ぎ始めました。


うるさいな…と心の中では思っていましたが、子供だからしょうがないかなとも思いなるべく気にしないようにしていました。


子供は上が5歳(母親が言っているのが聞こえました)とその弟3~4歳の男の子二人です。


ソファの上を歩き回るわ、床は走るわ、大きな声を出すわ、母親もおばあちゃんも子供と触れ合おうとはせず放置状態。


たまに母親が静かにしなさい、もう5歳でしょ!と言うと、ギャーギャー泣きわめき余計にうるさく、勘弁してよと言いたい気分です。


しばらくは黙ってガマンしていましたが、横に座る主人にうるさいね!とつぶやくと、本来なら私よりずっと子供好きな主人もその親子に呆れている様子でした。


フェリーに乗っている45分間ずっとこうでした。


本来なら母親とおばあちゃんの二人も大人がいるのだから子供が退屈しないように話かけたり、小さなおもちゃや手のひらサイズの絵本などで子供の気をひく用意があってもいいのでは?

フェリーの窓からはカモメがずっと飛んで付いてくるのが見えていたので、そちらに気をひくこともできたでしょう。




二十数年前、息子が小さかった頃に公共交通機関を使う時は気をつけていたものです。


往路での船内はもっと混んでいて小さな子供を連れた人が何組もいたのにみんなお行儀良くうるさく感じる子供はいませんでした。

 

騒がしいこの兄弟は親に問題があるんだなと思い、これが45分の航海なのでまだいいが、長距離移動の交通機関、特に飛行機だったりしたら限られた狭い間隔で近くの席の人は地獄でしょう。


そんなことを考えながら、あーうるさいな、そんなに騒ぎたいならとっとと寒いデッキに出てろ!と小心者なので口には出せず心の中で叫んでいると(笑)やっと長洲港へ着きました。45分がやけに長かった(汗)


車に乗り込んで降船を待ちます。

私は車内に留守番していた福にお利口さんだったね!なんて話しかけ前を見ていなかったのですが、 係員さんが降船の順番を決め誘導してくれているとき、1台の車を誘導しつつ、もう1台の車には手のひらを向け制止するように合図をしているのに、制止するべきその車は係員さんに突っ込んだらしいのです。


もうちょっとで接触するところだったそうです。

その問題の車を運転していたのは件の母親だったのです!


ガキがガキなら親も親。

係員さんは命がけだぜ、轢き殺されるところだった。と主人が言います。


私はその瞬間を見ていなかったので冗談か?とも思ったのですが、私達の2台前を走る白い軽自動車を運転しているのはあの母親でした。

最後にオチまで付けてくれるとは…(苦笑)


あれは子供が悪いんじゃなく、親の問題ですね。


親が親だからその子供はガキと呼ばれてしまうんです。