‐貧乏は自慢じゃないけど恥じゃない‐
母からこう言われる度に
「単に貧乏を正当化してるだけじゃん」
と心の中で反発していた私
「うちは貧乏なんだから
好きなことややりたいことは
我慢しなさい」
と言われているようで
とっても苦痛でした
ごくごく普通の人だけど
他の誰でもない唯一無二の存在
「わたし」の物語
前回(第4回)は【幼少期】
【小学校】
小学生時代の私は
明るくて元気な子どもでした
そしてかわいらしかった
担任の先生たちも
みんなやさしくて
大好きで^^
いじめられたりもしたけれども、
今メディアで報道されているような
いじめに較べれば
かわいいものでしたね(たぶん)
だけど、母は、私が
誰かにいやなことを
されたと知ると、
(それがちょとした
悪口レベルでも)
その子の家に、
時には学校まで
抗議に行ったりして
血気盛んな人でした
<母のこと>
母には恨み辛みが
一気に噴き出した
時期もありました
しかし今は
母は母で生きるのに一生懸命
だったのだと思えています
うちは父が一時期自営業やってて
収入も安定しなかったのでしょう
母はいつも「お金がない」と
言っていましたね
そんなこともあって
「貧乏は自慢じゃないけど恥じゃない」
母からこう言われる度に
「単に貧乏を正当化してるだけじゃん」
と心の中で反発していた私
「うちは貧乏なんだから
好きなことややりたいことは
我慢しなさい」
と言われているようで
とっても苦痛でした
でもね、母が
いつも「お金がない」と
言っていたかといえば
そうじゃない
実際は
オルガン教室
スイミングスクール
書道教室など
「行きたい」と言えば
通わせてくれていたんです
結局どの習い事も
続かなかったけれど
「どうせ続かないでしょ
お金がもったいない」
とも言われなかった
「うちは貧乏なんだから
好きなことややりたいことは
我慢しなさい」
と言われているようで
とっても苦痛でした
って書いたけれど
これって嘘なんですよ
わざと嘘ついてる
わけじゃないですよ
でも私たちはこうやって
記憶を「盛って」いくんです
愛されなかったなぁ
という思いが強いと
何かを思い出すたびに
その思い出は
「愛されなかった」出来事として
上書きされていきます
愛されないという層が
ミルフィーユみたいに
どんどん積み重なっていく
愛されたことも確かにあったのに。
次の記事なんて
記憶の捏造がはななだしく
気づいた時は
とても恥ずかしかったです
全てではないにせよ、
「びどい!」「苦痛だ!」
と思っていたことは
自分の「愛されない」という前提が
創り出していた記憶
記憶を丁寧に掘り起こして
これに気づくと
大変だと思えていた過去にも
微笑むことができる
次回は
➡第6回【小学校時代】②
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