今日は六が三つ重なる日です。
各地に立葵の花がこの世の花とも思えないように私をよく見て下さいよと言っているように咲き誇っています。
只、通り一遍で見るのとジッと真剣の見るのとでは花のの美しさが異なって見えます。
白にピンクに赤など様々な色があります。
みるという字には見・観・診・視・看などがあります。
見るは目で見るという字のようですが観は観音様の眼でみるというように客観的にみる、考えてみる、心からみるというような意味のみるではないでしょうか。
吾々の日常は余り真剣に考えたり深く考えて花をみたり鳥をみたりは致しません。
道端に可愛く咲いている花一輪にも無頓着に歩いていて花の名前すら覚えようとはしない位に自己本位で生きているのです。自分の世界でしか考えることなく真実を見つめようともせずに時の流れるままに生きています。
この自分本位の世界からお蔭様の世界、佛さまの気持ちになって佛さまの方から考え観る世界に大転換した世界に入って世界を見たならば広大な真実の世界が待ち受けているのではないだろうか。
もしかするとこの世界を極楽浄土というのではないだろうか。
しかし現代社会はそのように考えにくい逆方向の進んでいるのです。
今日の新聞ですが弁護士34人が税理士に8700万円を騙され取られたという報道がありました。
「人を見れば泥棒と思え」のような社会の結末はどのようになるのでしょうか。
心配です。