感動日記 四一九三 ここに幸あり 令和六年四月二十八日 | 雨にも負けず菩薩道

雨にも負けず菩薩道

菩薩の心で人生を生きる。

幸せって何処にあるのでしょうか、勿論、遠くの極楽浄土になどにはありません。

今生きている貴方の心の中に潜んでいるのです。

この幸せが今ここにある事に気づき見つけた人こそが幸せ人と言えるのです。

結婚式での来賓の挨拶は大抵、二人のカップルが力を合わせ将来、幸せになれるように頑張って欲しいというような話をします。

 

しかし二人にとっては今が最高に幸せのはずなのです。

人間、誰でもが今生きていられる事は有りえない不思議な縁の出来事の中におかれているのです。

この事こそが正に幸せの真っ最中なのです。

その事に早く目覚めて下さいという教えが仏教です。

己の存在、己の命について振り返り見つめた時にしか真の幸せは訪れてはくれません。

欲望の達成からは幸せはやってきません。

又、権利の主張を繰り返しているような人には幸せの福の神は訪れてはくれません。

批判ばかりの人も同じように福の神が逃げていってしまいます。

更に自らの心の底の暗闇、自らの心の悍ましさを覗きみた人のみが幸せの種を見つける事が出来るのです。

 

その種が芽を出した人が絶対幸福者と言われる妙好人と呼ばれる人なのです。

己の心の中に地獄をみた人こそが弥陀の不思議が信じられるのです。

ここが人生の瀬戸際だと思って我を見つめたいものです。

南無阿弥陀仏 南無阿弥陀仏