感動日記 四一八九 地球の生物   令和六年四月二十四日 | 雨にも負けず菩薩道

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40億年ほど前に地球にはじめての生命が誕生して以来、長い年月をかけて多くの生物が誕生し絶滅を繰り返し又、進化と退化を繰り返し今の地球にいる多くの生物が生きています。

しかし人類のエゴ、欲望によって多くの生物が絶滅の危機に陥っているのです。

人間の食べものや薬、毛皮、飾りなどの為に殺されたり、町や道路などの開発の為に多くの生物が絶滅したり、又、外来種によって自然のバランスがくずれ、死んでしまったり、生活排水や工場排水のように人間が汚した水のせいで住めなくなり死しんでしまいました。

このように、人間の活動がほかの動植物の絶滅をどんどん進めてしまいました。

地球上にはどれ位の種類の生きものが生きているのでしょうか。

現在の地球上には175万種の生物が確認されており、未知のものも合わせると3,000万種もの生物がいると言われています。

これだけの生物が今も息づいていますが、その中には絶滅危惧種として危機的な状況に陥っている生物も存在し、その増え方は加速していると見られています。

かつて恐竜がこの地球にいた時代は一種の生物が絶滅するのには1,000年ほどかかっていました。

しかし1975年から2000年の25年の間には平均4万種、13分間に一種の生きものが絶滅したと言われています。

将来的にはさらに現在の10倍もの速さで絶滅が進むと予測されており、その予備軍として危機に瀕しているのが、絶滅危惧種として認定された動植物です。

生態生物多様性から得られる恵みを「生態系サービス」といい人間にとって欠かせないものです。

1975年から2000年の25年の間には平均4万種、13分間に一種の生きものが絶滅したと言われているのです。

国連環境計画の世界自然保全モニタリングセンターなどの研究者らは、地球上の生物種数は約870万とする研究報告を発表しました。

報告書によると、870万種のうち、動物が777万種、植物が29万8000種、菌類が61万1000種と推定しています。

私たち人間を含め、この陸地には多くの生物が生息しています。

その数は非常に多く、アマゾンなどでは新種が発見されるなど、まだまだ知らない生物がいるほど多種多様な生物が共存しています。

生物多様性は生態系の多様性や種の多様性、遺伝子の多様性の三つで成り立っています。

しかしこの生物多様性が絶滅危惧種の増加により失われようとしています。

もし生物多様性が失われれば、連鎖的に他の生物にも影響が出ることから、これまで絶滅危惧種とされてこなかった種まで、絶滅の危機に瀕する可能性があります。

私たちも例外ではありません。

     

人間も生物多様性の中に組み込まれており、生物多様性から得られる恵み「生態系サービス」を受けています。

生物多様性が失われれば、生態系サービスも得られなくなることから、私たちの生活は立ち行かなくなり、絶滅へと進む可能性もあります。

新型コロナウイルス感染症が世界に広がり始めた2020年1月に米ジョージタウン大学などの研究グループが「気候変動は生物分布を変え、ウイルスが野生動物から人間に移行する機会を大幅に増やす」とするシミュレーション結果を発表しています。

この地球には人類のみでは生きていくことは出来ません。

生物はお互いがあってこそ生きていられるのです。

その事が分かるのは人間だけなのですが、その人間が一番生物多様性を踏みにじっているのです。