感動日記 四一六七 明るい人・暗い人  令和六年四月二日 | 雨にも負けず菩薩道

雨にも負けず菩薩道

菩薩の心で人生を生きる。

タモリも、たけし、も自分の事を暗い人間だと言う。

人間の暗部を知らなければお笑いや人を笑わせたり感動させたりする事が出来ないのでしょう。

魅力のある人とは人の痛みが分かる人、優しい人の事です。

決して根っから強くて明るい人はいないのかも知れません。

 

小さい時の子供は天真爛漫で可愛く、明るく、それを見ているだけで天使にでも会った様な気持にさせられます。

しかし、しわくちゃだらけの、お婆ちゃんと可愛い子供と比較して美しさが、どちらかと問われると貴方はどちらと答えるのでしょうか。

   

例えば、子供の写真展と老人の写真展があったとしたならば、人は老人の写真展の方に魅力を感じ美しさを感じるのではないでしょうか。

しわくちゃな皺皺(しわしわ)の中に苦労に耐えてきた、乗り越えてきた処に魅力と美しさを感じるのではないでしょうか。

我が家にプロ画家、宮島良也が描いた富士山の絵があります。

その絵の中に四角く、どす黒い雲が描かれているのです。

違和感を覚えるのですが、このどす黒く四角の雲がなければ、単なる綺麗な絵なのです。

富士山は確かに美しい山です。

しかし美しい富士山にも大自然の厳しさ恐ろしさが常に潜んでいるからこそ今が美しいのでしょう。

絵には美しさを際立させる暗さがなければ平凡な絵止まりになってしまうのです。

その暗さが自分の心の中に巣くっているからなのでしょう。

小中学校の先生は大学を出て直ぐに将来を担う感受性のある子供達を教育したりしていないだろうか。

昔は年配の経験豊富な先生が低学年の子供を担任していたように思われます。

   

    

人生経験の殆どない先生が何で一番大切な教育時期に人生の肝心な事を教える事が出来るのでしょうか。

人生経験の豊富な先生が低学年の子供達を教えなければ欲望のみ経済のみの教育になってしまうのではないでしょうか。

人生は苦の娑婆と申します。

   

苦があればこそ明るい人生もあるのでしょう。