感動日記 四一二九 珊瑚 令和六年二月二十四日 | 雨にも負けず菩薩道

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菩薩の心で人生を生きる。

お客様から貝や珊瑚の殻を千個ほど戴きました。

化石ではなく死骸の殻なのでしょう。

調べる事にしました。

地球は太陽系の星の中でただひとつ、生命が存在する星といわれています。

地球ではじめての生命は約三十五億年前、海の中で誕生しました。

地球上には約八百七十万種の生物がいると推定されています。

太陽系の天体と比べてみても地球は、豊かな生命にあふれた惑星だと言えます。

しかし、誕生したばかりの地球は温度が1,000℃以上のマグマに覆われ、生命はとても存在できないような環境でした。

地球の四十六億年の歴史の中で環境は大きく変化し、その中で生命は種の絶滅と進化を繰り返し、現在までつながってきました。

サンゴ礁は、石灰質の骨をつくる動物のサンゴをはじめとして、かたい骨や殻をもった生物たちが死んだ後に残したものが、長年にわたって積もりつもって形成されています。

サンゴ礁をつくる主な動物「サンゴ」が地球上に出現したのは、人類が誕生した約250万年前よりはるか昔、約4億年前といわれています。

サンゴ礁は、まさに生物たちがつくり上げてきた軌跡となっているのです。

「珊」という字には「海に棲む虫の骨格がたくさん集まってできた玉」という意味があります。

つまり、この一文字で珊瑚の形態を表しているというわけです。

 また、「瑚」という字には、祭祀のとき、つまり、神様や祖先を祭るときに、穀物を盛る器、という意味があります。

こうした字が使われたことからも、珊瑚が昔から宝物や神聖な物として捉えられていたということがわかります。

沖縄の海に生息しているサンゴや海岸に転がっているサンゴは持って帰ってはいけない事になっています。

海岸は、国で日本の「国有財産」として認識されています。

沖縄以外にも、日本全国の海岸に共通していることだそうです。

例えば、色んな人が砂や貝殻などを拾うことを許可すると、どんどん減っていき、地形すら変わってしまうかもしれません。

そうならないためにも、「海岸にあるものでも採取してはいけない」と、法律で定められています。