日本にはスポーツや習い事を通じて人生の生き方に道のつく多くの練習事や修行があります。
柔道、合気道、剣道、茶道、華道、香道、書道などです。
最近、住まいから事務所まで歩いて通っています。
二十分位ですが白のビニール袋とゴミ拾いをもってゴミを拾いながら歩くのです。
何も考えることなくポイ捨てをする人、ゴミが落ちていてもしょうがないな、と見て見ぬふりして拾おうとしない人、様々な思いの中でゴミが捨てられています。
歩いての往復には毎日のようにゴミが捨てられています。
殆どの人は拾おうとはしません。
七百メーター位の歩道があり出入り口に「護美ロード」と「ポイ捨ては地球から自分を捨てる」の看板を立てたのですが出来がよかったのか一本が泥棒に盗まれてしまいました。
護美泥棒がいたのです。
ゴミを拾って歩くということは自分が歩いた後も先にもゴミが落ちていなくなるという、正に美しさの真っただ中を歩く事であり、幸せの絶頂にいる事で、これが浄土にいるという事ではないだろうか。
当然、歩いた後にも先にはゴミが落ちていない綺麗な道を歩く事になります。
もしかすると自分の歩く前にゴミが一切落ちていない道を歩いている人はいないのではないでしょうか。
この歩みこそが浄土を歩んでいるといってもいいのではないでしょうか。
この修行を護美道に生きる、と名付けました。
「生きて往く道に塵はなし」
「ここに幸あり、ここに浄土あり」