「天才とは、一%のひらめきと九十九%の努力である」とはエジソンの名言です。
名言が有名になった後、エジソン本人が「天才=努力が重要と言ったんじゃない!」という弁明をしていたという。
なんとエジソン本人が、別の会見で「私は一%のひらめきがなければ、九十九%の努力は無駄になると言ったのだ、なのに世間は勝手に美談に仕立て上げ、私を努力の人と美化し、努力の重要性だけを成功の秘訣と勘違いさせている」と発言した、というエピソードがあります。
「ただ努力だけという人は、エネルギーを無駄にしているに過ぎない」とまで言及したこともあったとか…。そんな経緯で、後年は「ひらめきがいちばん大事」的な発言に寄ることの多かったエジソンですが、一生を通して研究に没頭し、努力し続けの人生を送り、後世の我々に素晴らしいギフトを沢山残してくれました。彼の天才性は「ひらめき」と「努力」、どちらが欠けても成立していなかったのでは?と思います。
吉村妃鞠(よしむらひまり)さんという十五歳のバイオリニストがおられます。彼女は 天才というより地球人じゃないかも?と言われる様な天才少女です。
しかし彼女の遺伝子は既に天才に成れる要素を備えて産まれてきたのです。
人は先祖のDNA、業と血を引き継いで生まれてきました。もしかすると歴史の産物としての自分はあるけれども自分がつくり出した自分などはないのかも知れません。人は皆、そんなあやふやな自分を生きているのです。