感動日記 四四五六 人柄について 令和五年七月二〇日 | 雨にも負けず菩薩道

雨にも負けず菩薩道

菩薩の心で人生を生きる。

わたしは不動産の仕事に五十年ほど携わっています。初対面の時は当然ですが、この人はどのような人か、人生において何を考えて生きているのかなどを総合的に、いわば瞬時に判断しなければならない仕事です。

何の仕事でも同じなのかも知れませんが不動産の場合は金額がはり普通は一生に何度も売り買いなどを行うものではありません。

柄という字は性質、品格という意味があります。その人の性格、品格が人柄という意味です。

人間を見極めるにはその人の性格の方向性が問題になります。

お金だけ、権力、名誉だけのような欲望を優先して生きている人、もう一方は少しでも人に優しくしてあげたい世の中の役にたちたい、との思いを優先させて生きている人、布施の心の強い人の事です。

 どの様な人かを見極めるには食事を一緒にする事でその人のほぼ全体の素養、人柄が分かります。

食事をする前に合掌をして「いただきます」の挨拶をする人かどうかがポイントです。親の教育、躾、家柄が分かります。

そして食事作法で箸置きと箸の使い方、そしてご飯粒を残す人かどうか、最後は「ごちそうさまでした」と合掌が出来るかどうか、これを見ていると、その人の全容が判断できるのです。

人の生き方の全てがこの食事をする時にあらわれます。