感動日記 四四三九 秋桜(コスモス) 令和五年七月三日 | 雨にも負けず菩薩道

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秋の花と言えば秋桜とも呼ばれているコスモスです。

早咲きのコスモスが方々で咲き始めました。コスモスとは宇宙という意味です。

何故、コスモスの花が宇宙なのでしょうか。

一輪のコスモスには、花びらのように見える舌状花が八枚。どの花も規則正しく並んでいます。このように、整然と秩序だった花の様子を見て、コスモスと名づけられました。

その名前は古代ギリシャにまでさかのぼります。当時、哲学者だったピタゴラスが、宇宙は秩序ある調和のとれたシステムであると考え、これをコスモスと名づけました。

ルネサンス期になると、コスモスという言葉の使い方がさらに進化し、宇宙全体をマクロコスモス(大宇宙)、人間の内面をミクロコスモス(小宇宙)とよぶようになったそうです。

原産地はメキシコで日本には明治時代に伝わってきました。なぜ「秋桜」と書いて「コスモス」と読むようになったのでしょうか。それは、昭和五十二年に山口百恵が歌った「秋桜」という歌謡曲が大ヒットしたからだそうです。

嫁ぐ娘が母を思う気持ちを歌った歌で、当時の山口百恵は十八歳でした。

作詞・作曲は、さだまさし、曲のタイトル「秋桜」を「コスモス」と読ませ、歌詞の中でも「秋桜」と表記して「コスモス」と読ませました。

歌の最後の言葉が秋の桜との言葉から美しさと悲しさ儚さをもそそります。

ありがとうの言葉をかみしめながら

生きてみます私なりに

こんな小春日和の穏やかな日は

もう少しあなたの子供でいさせてください