感動日記 四三七一 アリャサ・コリャサ 令和五年四月二十九日 | 雨にも負けず菩薩道

雨にも負けず菩薩道

菩薩の心で人生を生きる。

民謡などの掛け声でアリャサ・コリャサという言葉があります。

佐渡おけさ等にもアリャサという囃子詞が多く使われています。

勝手な想像ですが「この世はあの世、あの世はこの世」というように聞こえるのです。

まるで般若心経の色即是空空即是色の略式言葉のようです。

因みに囃子詞というのは、歌の歌い出しや中間、終わりに調子を取るために入れる言葉です。

それと、「囃(はや)す」には、「調子を取るために入れる言葉」という意味以外にも「声をそろえて、みんなで誰かをからかう」という意味もあるそうです。

このアリャサ・コリャサは有る事は本当なのですかという、聖徳太子の世間虚仮(世の中は嘘で仮の物です。真実は佛の世界しかありません。)に通じる言葉のようでもあります。 

ハー佐渡へ(ハ アリャサ)佐渡へと 草木もなびくヨ

(ハ アリャアリャアリャサ)

佐渡は居よいか 住みよいか

(ハ アリャサ サッサ)

この佐渡おけさの歌詞は「蛍こい」の歌のように佐渡はいい所ですよ、是非お出で下さい、という単純な歌のようです。