菜の花を見て只、きれいだなーと一瞬思い通り過ぎるのが普通の人なのでしょう。しかしその菜の花は、来年は又、同じように咲いてくれるであろうか。日本には昔からあったのだろうか。どうして黄色の花なのだろうか。どのような植物から進化して生まれたのだろうか。どうして今こうしてわたしは菜の花を見る事が出来たのだろうか、などと思ったならば己の人生が何倍にもなるのではないでしょうか。
パスカルは「人間は考える葦である」と言っています。しかし考えない葦であるから考えて生きようではないか、と聞こえてきます。
観音さまの観のような眼で何事も見なさい、すると音まで聞こえてきます、という意味なのではないでしょうか。
サムエル・ウルマン作の詩の一部に
年を重ねるだけで人は老いない.
理想を失う時に初めて老いがくる.
人は信念と共に若く 疑惑と共に老ゆる.
人は自信と共に若く 恐怖と共に老ゆる.
希望ある限り若く 失望と共に老い朽ちる.