感動日記 四三六七 いい日旅立ち 令和五年四月二十五日 | 雨にも負けず菩薩道

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菩薩の心で人生を生きる。

夕飯が終わり歯磨きで入れ歯を外して見ていると山口百恵が歌う題名の「いい日旅立ち」という言葉を思い出しました。食事の時に妻との話の中で七〇歳代で多くの人が亡くなっている話から思いついたのです。わたしは今七十六歳です。いつ旅立つかは分かりません。

西行の歌に「ねがはくは花のもとに春死なん その如月のもちづきのころ」とあります。

如月は陰暦の二月ですが陽暦では二月下旬から四月上旬の桜の時期です。彼は春爛漫の十五夜の日に死にたいというのです。

果たして願いがかなったのでしょうか。

親鸞聖人の言葉に「いずれの行も及び難き身なれば、とても地獄は一定すみかぞかし。」修行も出来ない身であり地獄いきが必定である、というのです。

西行のように満月の春爛漫の桜のもとでなど死寝るはずがない、と教えているようです。そして死んでしまったならば死体を加茂川に捨てて魚の餌にして欲しい、と言っておられます。

恐ろしく厳しいお言葉です。