全ての生きものは子孫繁栄の為に生きているとも言えます。
してみると生涯独身の人は落ちこぼれとも言えましょう。
夫婦生活とは、夫婦としての生活の事でしょうが、結局は夫婦間の性生活での子つづりを婉曲にいう言葉のようです。
友人の未亡人から、貴方の家では夫婦が一緒の部屋で寝ている、との言葉がありました。
恥ずかしながらも、一緒の部屋だよ、と答えた所、大したもんだと褒めてくれました。
西洋人は人前であっても平気でキスをしているようですが、日本人は羞恥心から人前ではラブはいたしません。
「女は三歩下がって歩け」という言葉がありますが、子を産むことの出来る女性を守るという意味もあるようです。
時々みえる私よりかなり年配の男性によれば何十年も夫婦が別部屋だそうです。
わたしは夫婦が同部屋で寝ているのですが夫婦生活は覚えていない程です。
3・11の巨大地震で家を建て替えてから寝具はベットにしました。
シングルベットです。
朝の韓流ドラマを見ていると夫婦は皆、ダブルベットに寝ています。
韓国の人口の内、キリスト系の宗教割合が29.3%で仏教徒が22.8%だそうです。
やはり西洋的な考え方からダブルベットを利用しているのかも知れません。
日本人がダブルベットを好まない訳があるようです。
日本人は昔から畳敷きの部屋に布団を延べて寝る、というのが伝統的なスタイルです。
朝になれば、起きて、布団を畳み、押入れに仕舞います。布団は「シングル」です。
そういう環境で育っているので、畳敷きがベッドになっても、基本的な発想は「シングル」なのです。
日本では、夫婦○○、というものがあります。
夫婦茶碗とか夫婦岩とか、一対のものですが別々のものです。
夫婦布団というのも、基本的に、一対のシングル二組の布団なのです。
西洋人は食事にはナイフにホォーク、スプーンを使います。
洗った後は家族の誰が使ったかはわかりませんが気にすることなく食事をします。
しかし日本人は幾ら夫婦であっても箸は各自で決まっている箸を使います。
時代劇などを見ると、町人夫婦が同じ部屋に寝ていますが、武家は違うのです。
子宝が授からなければ家や家臣が露頭に迷い滅亡してしまいます。
そこで妾に子を産ませる為に正妻とは別の部屋で寝るのです。
わたしがまだ幼稚園の頃だったでしょうか食事には各自にお膳が用意されていました。
今でも旅行や宴会での食事にはお膳が用意されています。
日本は高温多湿の気候です。
同じ布団やベッドで二人が寝ていると、暑苦しい上に、相手の汗などで不愉快な気分になります。
こうした気候的な要因もあるのでしょう。
ダブルベットが嫌われるのでしょう。
日本は、ヨーロッパのように湿度が低くてカラッとした気候ではないのです。
ダブルベットでは掛布団も一緒のようですが寝相の悪いわたしなどはとてもじゃないけど一緒には寝れません。
せめて寝ている時位は人を気にする事なく休みたいものです。
ベットの事を知らないので調べてみました。
ツインベッドとはシングルサイズのベッドやダブルベッドを2つ並べている状態のことです。
セミダブルとは、「ダブルベッドに準じる2人用のベッドで幅が1~1.2mサイズのベッド。」という意味です。
ダブルベッドの幅が1.4メートルであることに対し、セミダブルはやや小さいサイズなのです。
シングルベットにしてもセミダブルベット位の大きなベットで休みたいものです。