ご無沙汰していま…もとい、
大変ご無沙汰しています、虫けら屋です。
今年の夏の標本教室もすべて終わり、9月になってしまいました。
最近は9月に入っても暑さが続き、
「夏の虫は終わってるのに気候だけ夏」みたいな9月が多かったですが、
今年は長雨があったせいか一気に気温が下がり、
すっかり秋の雰囲気になってしまいました。
さて今回は、タイトルにもあるとおり、
【標本を日光に当ててはいけない】
というお話。
昆虫は室内光より自然光の下で見た方が色が美しく見える場合が多く、
記念に作った標本などは明るい窓辺に飾りたくなる人も多いかもしれません。
しかし、実は標本に詳しい人たちは、
標本は絶対に日光に当てません。
実は、標本は紫外線によって劣化していきます。
その中でも、一番分かりやすいのが色です。
紫外線の当たる場所に標本を置いたままにすると、
どんどん色褪せていきます。
で、
それを実証するために、わざと標本を窓辺に置きっぱなしにしてみました。
東向きの窓辺に、窓ガラス越しで、更に百均のプラスチックケースに入れた状態で置きっぱなしにしてみたものです。
カブトムシは2年弱、アブラゼミとフチグロトゲエダシャクは1年ほど。
で、これだけ色が褪せてしまっています。
カブトムシやアブラゼミは誰でも見たことがあるので
本来の色合いをご存じのことと思いますが、
フチグロトゲエダシャクは生きている時はこんな色。
枯草色を基調としながらもこんなオシャレな色合いなのに、
たった1年窓辺に置いただけで ほぼ真っ白。
よく見ると白い中に微かに模様が見えますが…
私も、標本教室では
「日光に当たると色褪せちゃうから、窓辺に置かないでね」
と、必ず伝えています。
実際、標本を集めている虫屋さんの多くは、
標本箱は標本棚などに入れたり、
蓋代わりに板などを置いたりして光を遮断して保管しています。
科学資料の保存としても、
思い出を長くきれいに残すためにも、
標本は日光には当てないようにしましょう。
さて、
9/23(水)秋分の日は毎年恒例、大手町のインセクトフェアです。
簡単に言えば、標本即売会。
いろんな人が出展して、標本をはじめ生き虫、道具、グッズなどを売っている、
まぁ、コミケの虫屋版みたいなヤツです。
出展は事前の申し込み制ですが、
お客として入る分には入場料を払えば誰でも入れるので、
ご興味のある方はぜひ。
私も毎年恒例で1卓出展します。
「虫けら屋」の名前で出しておりますので、
お時間のある時にでも。お立ち寄りいただければ幸いです。
(…自分も会場を回ったりするので、ブースにいないこともありますが)
詳細については、自身の2023年の記事にリンク貼っておきますので、
そちらをご参照下さい。
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