海無し県民の八木です。
決められたフレーズをしっかりと演奏することも大事だけれど、そればかりを追求すると演奏自体が「こぢんまり」としたモノになりがちです。「キレイに弾かなければ」「ミスなく弾かなければ」・・・とね。
そんな状態からの脱却に一役買えるのが「即興演奏」です。何も決めず、時には何も考えず・・・その場の雰囲気に身を委ねるのです。
例えばこんな具合に・・・
この時は出だしのフレーズだけ決めて、あとは「出たとこ勝負」で弾いたものです。
この手の即興演奏は度々やっているので慣れてきている部分はありますが、こうして録画をすることで「見られている」という緊張感を得ることが出来ています。
この録画を見直した時に「お前、そんなフレーズ弾けたんか?」と驚くことがあったりします。もちろん「なに頓珍漢なこと弾いてるんだ?」と思うことも多いのですが・・・。
「即興演奏って、どうやるの?」なんて思う人もいるでしょうが、決まったやり方はありません。セオリーがある訳でもありません。まず弾いてみて、その結果として出てきたものが「良ければ良い」し「イマイチならイマイチ」なのです。
当然ミスをするとこもあるでしょうが、そのミスをした瞬間だけを見ていてはいけません。もっと広い視野で全体を見た時に、そのミスをしたところが「良いスパイス」になっていると感じたら、そのミスは「失敗」ではなくなります。
演奏技術を磨くことも音楽理論を習得することも大事ですが、時にはそういった「セオリー」から離れて自由に弾く時間も大事にしましょう。できればそれを録画・録音して聞きかえしてみるとこも有意義ですよ。新たな自分が見つかるかもしれません。「お前、そんなフレーズ弾けたんかっ?」と。
即興演奏、やってみませんか?
今日はこの辺で!
んぢゃまたっ