大好きギリシア神話
≪象徴≫
〖石〗
一般的に石は「不変性・永遠性」の象徴であり
ます。
古くは石は霊的な力が宿るとされ、神聖視され
崇拝、信仰の対象となっていました。
●ギリシア神話では、人類には五つの世代が
あったとします。
神々が生まれた時代に生まれた黄金の時代
から始まり、銀の時代、青銅の時代、英雄の
時代、鉄の時代へと続きます。
この青銅の時代の末に、主神ゼウスは劣悪
になった人類を滅ぼそうと大洪水を起こしま
す。これを予知したプロメティウスは、デウカリ
オンにに舟を造りその妻のピュラと一緒に乗
船して待機するように指示します。
※ピュラはプロメティウスの弟エピメティウスと
パンドラの娘であります晩
やがて地上を覆う大洪水が起き、六日六盤雨
は降り続き、水が引くと二人の乗った船はパル
ナッソス山頂に漂着します。
二人は船を降り、無事であったことをゼウスに
感謝し、生贄を捧げます。ゼウスは使者のヘ
ルメスを送り「望みの物を与える」旨を伝えさ
せます。デウカリオンは「他に人間たちが欲し
い」と伝えました。すると「お前の母の骨を後ろ
に投げよ」との神託が降りました。
二人は考えました。母とは大地のことで、その
基盤となる骨は石だ」と理解して、二人で石を
背後に投げました。するとデウカリオンの石
からは男が、ヒュラの石からは女が生まれま
した。
これが現在まで続く我々、石の種族だそうです。
〇メドゥーサ
ゴルゴンという怪物の三姉妹の一人で、その
姿を直接見た者は石になると言われます。
※怪物ですが、人間の形をした物は人と称して
もよいそうです。
ゴルゴン姉妹で彼女一人が不死であったため
に、ペルセウスに殺されます。そして、その首は
アテナ神に捧げられました。
メドゥーサはもとは美しい女性でしたが、アテな
神の怒りに触れて、頭髪が蛇になった恐ろしい
怪物にかえられたといいます。
ここで何故「石」なのか、調べてみました。
それは「あまりの恐ろしさに身体が石のように
硬直する」という意味合いから、メドゥーサの魔
力によって石に変えられるということですね。
もしかして、人間が石の種族であることと関係し
ているのかな?
〇オンパロス
ギリシア語で「へそ」と言う意味だそうですが、
この聖石オンパロスは「世界の臍」と言われ
る もので、世界の中心を示すものだそうで
すが、あちこちにこの石は置かれていたよう
です。
とくに有名なのがデルポイ神殿に置かれてい
た オンパロスだそうです。
※ある時、主神ゼウスは二羽の鷲を放ちます、
二羽の鷲は左右に分かれて飛び、世界を横
断して中心で出会います。この位置におかれ
たのが聖石オンパロスだそうです。
〇アメジスト
「アメジストがあれば酒に酔わない」と西
欧では言われるそうです。
この元になったギリシア神話
<ある日、ディオニュソスは酩酊して悪戯をしま
す。「今から最初に出会った人間を獣に襲わせ
よう」と。
そこへ月の神アルテミスに使える乙女アメジスト
が通りかかります。
獣が彼女に襲いかかろうとした瞬間、アルテミス
神はアメジストを守るために、彼女を石に姿を変
えました。
そりれを見たディオニュソスは自分の狂気に気づ
き反省し葡萄酒製造に邁進するようになったと。>
●日本には石神信仰があります。
石は霊が宿るとされ、神の依り代、御神体として
注連縄がかけられています。
また、石棒や石剣などの石器などが御心体と
されたりしています。
そして、この霊石を磐座(いわくら・神の座)として
神卸がなされます。
本来神道は自然崇拝で、山や森林(杜・鎮守の
杜)そのものが神であり、その入り口に鳥居だけ
であったりったり、籬(まがき)で囲われたりして、
神域を示していました。
今日一日幸運でありますように!
勉強の主な参考書
<ギリシア神話>読書案内
ギシシア・ローマ神話 ブルフチン著 岩波文庫
ギリシアの神話 (神々の時代)
(英雄の時代) カール・ケレーニ 中公文庫
ギリシア神話 上・下 呉茂一 新潮文庫
ギリシア・ローマ神話辞典 高津春繁 岩波書店
ギリシア・ローマ神話辞典 大修館書店
ギリシア・ローマ神話 マイケル・マクローン 創元社
ギリシア神話物語百科(ヴィジアル版) 原書房
ローマ神話物語百科(ヴィジアル版) 原書房
世界の神話百科 アーサ・コットレル 原書房
神の文化史事典 白水社
世界神話辞典―創世神話と英雄伝説ー
角川ソフィア文庫
【入門書のおすすめ】
ギリシャ神話解剖図鑑 株式会社エクスナレッジ
キリシャ神話の教科書 東ゆみこ監修 ナッツ社
<漢字の参考書>
漢字源(学研) 漢語林(大修館書店)
新大字典(講談社)
字訓:白川静著(平凡社) 漢辞海(三省堂)
講談社現代新書ー漢字の字源・漢字の知恵
漢字の用法ー角川小事典(武
部良明著)
動物シンボル事典ー大修館書店/ジャン=ポール・クレベール
英米故事伝こ説辞典ー冨山書房
中国の故事と名言500選 (平凡社/駒田信二・常石茂編)
新明解「四字熟語辞典」 三省堂
新明解「語源辞典」(三省堂) ことわざ辞典(gakken)
新明解「故事ことわざ辞典」 三省堂
新明解「類語辞典」(三省堂)
成語林(obunsha)
暮らしのなかの仏教語小辞典(ちくま学芸文庫)
新・仏教辞典(誠信書房)
哲学用語入門(大和書房/高間直道著)
哲学辞典(平凡社)
漢字の用法(武部良明著/角川小辞典2)
仏教語源散策(中村元編/角川ソフィア文庫)
落語ことば辞典(榎本滋民著・京須偕充編)
中国史で読み解く故事成語/阿部幸信著 山川出版)
漢字の語源図鑑(平山三男著/かんき出版)
動物の漢字語源辞典(加納喜光著/東京堂出版)
植物の漢字語源辞典(加納喜光著/東京堂出版)
古典語典「東洋」(渡辺紳一郎著/講談社)
中国名言物語(奥野信太郎編/河出書房)
中国名言集(一日一言) 井波律子著/岩波現代文庫
世界の神様解剖図鑑 平藤喜久子著/(株)エクスナレッジ
ブッタいのちの言葉/宮下真著・道元禅の言葉/境野勝悟・
一休禅の言葉/境野勝悟ー知的生きかた文庫
心が晴れる禅の言葉/赤根祥道た著・空海感動の人生学/
大栗道榮・親鸞感動の人生学/山崎龍明—中経文庫
