ことばの物語
<欲ーほっする・ほしい・ヨク>
食欲、睡眠、性欲は動物全てが持つ本能の欲望。
本能の内はさして問題にならない欲望ですが、人は、こ
の欲望に手足をつけました。
西鶴のいうい通り、「人間は欲に手足の付いたものぞかし」
であります。
手足をつけちゃったんですね。
面壁九年、達磨さんにならなくてはいけないのであります。
欲望という名の電車
テネシー・ウイリアムズですね。
映画、見ました。
マーロン・ブランド、ヴィヴィアン・リー、キム・ハン
ター出演。
監督はエリア・カザン。
酒で身を持ち崩し、逃げるようにして妹の所へやって来
るブランチ。
心を入れ替えようと、生活をやり直す。
そんな中、妹の夫に暴行されて発狂し、
精神病院に入れられる。
欲界
佛教で言うところの人間の住む世界であります。
ここは、地獄道・餓鬼道・畜生道・修羅道・人道・天道
の六道(六趣)に分かれます。
淫欲、食欲の二欲を有する者の住む世界、本能の世界で
あります。
地獄 奈落
悪を極めた極悪人の行く世界。最高の責苦が待ってます。
サドマゾに効き目がありません。
餓鬼
なんでもかんでも独り占めの強欲な者が行くところ。
飢えにさいなまれます。乞食さんは修行済み。
畜生
あちこちに種つけて、爺になっても懲りないやつら。
芸能界、財界に多い世界。
七十歳の爺がこぼした一滴から生まれた男が主人
公の小説、何だったかな?
もてない輩、貧乏人の嫉妬嫉みで非難轟々!
修羅 アスラ
善悪の対立。抗争の世界です。
やくざ、格闘家の好む所。あえて修羅道に。
仁義なき戦い?後ろ姿に哀愁がなんて、嘘ですね。
天道
天人たちが住んでいますが、まだ輪廻転生の内。
天人五衰して死んでしまうのであります。
ます、衣服が汚れてきます。それから、頭上の華髷
(げまん)が凋み、身体から臭気を発してきます。腋の下
に汗が流れ、自分の座る座席を楽しめなくなります。
天人の死の兆候であります。
第一の字書
<「欲」は、「谷=容に通じ、物を入れるの意味」に
「欠=人が口を開けた形」で、物を口に入れようとす
るさまから、ほしいの意味を表す。>
欲の第一は食べることでありますね。生命の元であ
ります。
第二の字書
<「谷」は「ハ型に流れ出る形+口=あな」で、
「欲」はそれに「欠=からだをかがめたさま」で、
心中に空虚な穴があり、腹が減って屈むことを表す。
空虚な不満があり、それを埋めたい気持ちのこと。>
欲火
火のように激しい欲情。
欲海
欲情は海のように広く深いとです。
欲と二人連れ
まるで欲を伴侶としてるかのように、常に自分の欲を
考えて行動すること。
欲の世の中
すべてのひとが欲のために動いている世の中。
商業主義はまさしくこれで、世の乱れの始まりとも。
欲、欲注意しないといけません。
今日一日 幸運でありますように
誤字脱字ご容赦ください。
2015.2掲載再考
