精霊たちーはがき大ペン画 作品1451 | ザーアートマンのブログ

ザーアートマンのブログ

ペン画の展示。絵のサイズはハガキ大です。定年後書き溜めた絵画をできれば毎日一枚展示していきます。

 

 

ことばの物語

 

〖図南〗

  となん

 

雄飛(ゆうひ)の企て、または大事業を起こそうと

計画することですが、この由来は『荘子ー逍遥遊

の寓話からで、とてつもなく壮大なお話しであります。

※「雄飛」とは、雄鳥が大空に飛び上がるように大きな

  志を抱いて、盛んに活動すること。

北海に鯤(こん)という名の魚がいる。その大きさ

 は幾千里あろうかわからない。この魚は化して鵬

 (ほう)という鳥になる‥‥。

 この鳥が振るいたって飛び上がると翼はさ空に垂

 れこめる雲のようである。海が荒れだすと南海へ

 移ろうとする。・・・・・・・

   ・・・・・・・・・

 風も厚くと積もらなければ鵬の大きな翼をのせる力

 はない。それゆえ鵬は九万里の高さまでに上るの

 である。

 そうしてはじめて風にのることができ、その背中に

 青空を負うてさえぎるものはなにもなくなる。

 こうして初めて、鵬は南をめざして飛ぼうとするの

 である

 

大事を為さんと欲する者は、まず小事を務むべし

 (二宮尊徳)。

       準備はできた。帆を挙げろ!

 

≪仏教語≫

〖孔雀明王〗

 くじゃくみょうおう

 

密教の明王の一つであります。

明王さんですから、本籍はインドの神(女神)であり

ました。

インドでは、孔雀は雨期の到来を告げるとされ、

慈雨をもたらす国鳥となっています。

梵語で「マハー(偉大な)・マユーリ(孔雀)」といわれ、

毒蛇の天敵で、これを食らうところから大切にさ

れています。

毒蛇(煩悩)を食い、人々を救う霊力が備わっている

と考えられ、神格化していきます。

これが仏教に取り入れられ、雨乞い、除災、息災を

祈願する「孔雀法」という密教の本尊となります。

 

[孔雀]はキジ科の鳥で、中国から東南アジア、南

アジアに棲息して古くからギリシアまで知られてい

ました。

あの美しい羽は雄鶏であります。

アレキザダー大王がインドから持ち帰ったと言われ、

また旧約聖書にはソロモン王の船体が持ち帰ったこ

とがきさいされています。

 

ギリシア神話では、孔雀はオリンポス十二神の女神

の主神ヘラの聖鳥とされています。

百の目を持つ巨人アルゴスがヘルメスに殺されたと

き、これを弔うため自分の聖鳥の孔雀の羽にアルゴ

スの目を散りばめて飾りにしたと。これから、警戒、

凝視の象徴ともなっています。

美しい羽根は秋に落ち春に生えてくるところから、

イスラムでは再生の象徴となっています。

 

 

 

                        今日一日幸運でありますように!

                      

勉強の主な参考書

漢字源(学研) 漢語林(大修館書店) 

新大字典(講談社) 

字訓:白川静著(平凡社) 漢辞海(三省堂) 

講談社現代新書ー漢字の字源・漢字の知恵

漢字の用法ー角川小事典(武

部良明著)

動物シンボル事典ー大修館書店/ジャン=ポール・クレベール

英米故事伝こ説辞典ー冨山書房

中国の故事と名言500選 (平凡社/駒田信二・常石茂編)

新明解「四字熟語辞典」 三省堂

新明解「語源辞典」(三省堂) ことわざ辞典(gakken)

新明解「故事ことわざ辞典」 三省堂

新明解「類語辞典」(三省堂)

成語林(obunsha)

暮らしのなかの仏教語小辞典(ちくま学芸文庫)
新・仏教辞典(誠信書房)

哲学用語入門(大和書房/高間直道著)

哲学辞典(平凡社)

漢字の用法(武部良明著/角川小辞典2)

仏教語源散策(中村元編/角川ソフィア文庫)

落語ことば辞典(榎本滋民著・京須偕充編)

中国史で読み解く故事成語/阿部幸信著 山川出版)

漢字の語源図鑑(平山三男著/かんき出版)

動物の漢字語源辞典(加納喜光著/東京堂出版)

植物の漢字語源辞典(加納喜光著/東京堂出版)

古典語典「東洋」(渡辺紳一郎著/講談社)

中国名言物語(奥野信太郎編/河出書房)

中国名言集(一日一言) 井波律子著/岩波現代文庫

世界の神様解剖図鑑 平藤喜久子著/(株)エクスナレッジ 

ブッタいのちの言葉/宮下真著・道元禅の言葉/境野勝悟・

一休禅の言葉/境野勝悟ー知的生きかた文庫

心が晴れる禅の言葉/赤根祥道た著・空海感動の人生学/

大栗道榮・親鸞感動の人生学/山崎龍明—中経文庫