精霊たちーペン画トリミング | ザーアートマンのブログ

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ペン画の展示。絵のサイズはハガキ大です。定年後書き溜めた絵画をできれば毎日一枚展示していきます。

          

 

 

言葉の物語 

 <ーブ・フ・たけし・もののふ>

 

ももいろクローバーZのファンを<もののふ>といそう

ですね。

武士>と書いて<もののふ>。

古くは「物部=もののふ」と書いたという。

これは飛鳥の昔の物部氏からと。

物部氏は武器の製造、管理を司る役職にあり、

高官に上り詰めます。

仏教伝来の時、中臣鎌足排仏派と組んで仏教派

蘇我氏と対立し、破れてしまいます。

これは、教科書で習いましたね。

 

風の武士』、司馬遼太郎の伝奇小説。

タイトルがうまいですね、

 

新渡戸稲造の英文による『武士道』。

西欧に日本の武士道を広めた本ですね。

西欧には騎士道というものがあって、

理解しやすく共感されたものと思います。

ただ、これをもって日本であるという、勘違いもあっ

たと思います。

何処の国も、庶民は同じ。生きるのが精一杯。

そんな高潔なことなんてやってられません。

ただ、<武>が無ければ<文>は腰抜けになっ

ちゃいますね。

腰抜けは偉そうなこと言っても、暴力には弱いも

んですよ。

文武両道!理想ですね。

 

第一、第二、第三の辞書ほぼ同じ。

<「」は「止=足の象形」に「戈=ほこ」で

ほこを持って戦いに行く。>

 

武王

中国は周王朝の初代王。姓は「姫」名は「発」

で諡号が「武」。

諡号は武力に優れていたことを表します。ちなみ

に、父親は徳治にすぐれた「文王」で、太公望

起用した人物。

武王はを滅ぼします。

この殷の最後の王が、妲己〈だっき〉言われる妖

婦に溺れ、暴虐淫蕩を尽くした紂王

ここで知られるのが炮烙の刑

焼けた銅の円柱に油を塗って燃え盛る火の上に

かけ、その銅柱に裸足で罪人とされる者を歩かせ

る。

この刑を妲己と二人で見て楽しんだという。

殷鑑遠からず。夏后の世にあり。

亡びの前例があるじゃないか。

いまこそ、その時と、武王が立ち上がったんです。
夏王朝は、殷王朝の前の王朝。

最後の王が桀王で、妖婦末喜(まつき)を喜ばすため

に、肉の山を作り、乾肉の林を作り、酒で池を作る。

これが、酒池肉林

 

武陵桃源

秦の時代に世を逃げた人たちが隠れ住んだという

別天地。

陶淵明の『桃源源記』として有名になりました。

桃源郷かどうかを解りませんが、日本の平家の落

人部落。

何か似てませんか。

 

武士に二言なし

 

武士は義によって軽し

命より信義を重んじる。

 

武士の三勝

自分自身、味方、敵に勝たねばならないと。

 

武士の三忘

戦いの心構え。

命令を受けたら家を忘れ、

戦場に臨んだら肉親を忘れ、

合戦が始まったら我が身を忘れる。

葉隠』の<武士道とは死ぬことと見つけたり

一度死んだら二度とは死なぬ。度胸が据わるんで

すね。

死に方につけば、生きる道。

生き方につけば、臆病風に吹かれて、死出の道。

 

生きながら死人となりはてて

おもひのままにするわざぞよき

〈至道無難/江戸の禅僧〉

 
2017.11掲載

 

 

今日一日 幸運でありますように!

 

                 誤字脱字ご容赦ください。