精霊たちーはがき大ペン画 作品1452 | ザーアートマンのブログ

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ペン画の展示。絵のサイズはハガキ大です。定年後書き溜めた絵画をできれば毎日一枚展示していきます。

 

 

ことばの物語

 

〖志学〗

   しがく

 

「十五歳」のことをいいます。

出典は『論語』からで、孔子様が自分の人生を

振り返って述べたものであります。

  吾れ十有五にして学に志す。→志学

   十五歳で学にこころざした。

  三十にして立つ。→而立(じりつ)  

   三十歳で世に立つ道も明確になった。

  四十にして惑わず。不惑

   四十歳であれこれと惑わなくなった。

  五十にして天命をしる。→知命

   五十歳で天命を知った。

  六十にして耳従う。耳順(じじゅん)

   六十歳で人の言葉を素直に聞けるよあになった。

 

六十歳還暦というのは、干支(えと:十干十二

支)を組み合わせて60年一廻りとする暦からで

あります。

※十干・・甲・乙・丙・丁・戌・己・庚・辛・任・癸

十二支・・・子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥

 

七十歳古希

これは杜甫の「曲江」という詩の中の

人生七十古来稀なり」という一節から。

これ以降は文字分解したもので、

喜寿・・七十七歳(喜の草書から)

傘寿・・八十歳(傘の略字・仐から)

米寿・・八十八歳(米の字を分解したもの)

卒寿・・九十歳(卒の略字・卆から)

白寿・・九十九歳(百の上の横棒を取ると白)

 

〖忸怩〗

  じくじ

 

「残念いでもどかしい」という意味で用いる人が

多いようですが、これは間違いであります。

へ本当の意味は「恥じ入るような思い」のことを

言います。

「忸」ーはじる・ジク・ニク

「心」に「丑=柔らか・いじける」で、心がいじけて

強くなれないこと。

はずかしいことがあれば、必ずいじけるという

ことであります。

「怩」ーはじる・ジ

「心」に「尼=柔らかい」で、いじけてぐずぐずする

柔弱な気持ち。

恥じ入るを重ねた語彙でありますね。

 

≪仏教語≫

〖慚愧〗

  ざんき

 

慚愧の念に堪えません」なんて政治家や経営

者などの著名人かよく使いますが、恥ずかしさ

でとても堪えられないとなると、人前に顔は出

せないはずですが。それほど、深い反省の思い

を表した言葉であります。

「慚愧」は日常語としては「恥じること」の意味で

すが、本来は仏教語で「」は自分の心の罪を

恥じることで、「」は、他人に対して罪をつげて

恥じることであります。

この反対語が「無慚・無残・無慚」であります。

 

 

                        今日一日幸運でありますように!

                      

勉強の主な参考書

漢字源(学研) 漢語林(大修館書店) 

新大字典(講談社) 

字訓:白川静著(平凡社) 漢辞海(三省堂) 

講談社現代新書ー漢字の字源・漢字の知恵

漢字の用法ー角川小事典(武

部良明著)

動物シンボル事典ー大修館書店/ジャン=ポール・クレベール

英米故事伝こ説辞典ー冨山書房

中国の故事と名言500選 (平凡社/駒田信二・常石茂編)

新明解「四字熟語辞典」 三省堂

新明解「語源辞典」(三省堂) ことわざ辞典(gakken)

新明解「故事ことわざ辞典」 三省堂

新明解「類語辞典」(三省堂)

成語林(obunsha)

暮らしのなかの仏教語小辞典(ちくま学芸文庫)
新・仏教辞典(誠信書房)

哲学用語入門(大和書房/高間直道著)

哲学辞典(平凡社)

漢字の用法(武部良明著/角川小辞典2)

仏教語源散策(中村元編/角川ソフィア文庫)

落語ことば辞典(榎本滋民著・京須偕充編)

中国史で読み解く故事成語/阿部幸信著 山川出版)

漢字の語源図鑑(平山三男著/かんき出版)

動物の漢字語源辞典(加納喜光著/東京堂出版)

植物の漢字語源辞典(加納喜光著/東京堂出版)

古典語典「東洋」(渡辺紳一郎著/講談社)

中国名言物語(奥野信太郎編/河出書房)

中国名言集(一日一言) 井波律子著/岩波現代文庫

世界の神様解剖図鑑 平藤喜久子著/(株)エクスナレッジ 

ブッタいのちの言葉/宮下真著・道元禅の言葉/境野勝悟・

一休禅の言葉/境野勝悟ー知的生きかた文庫

心が晴れる禅の言葉/赤根祥道た著・空海感動の人生学/

大栗道榮・親鸞感動の人生学/山崎龍明—中経文庫