精霊たちーはがき大ペン画 作品1434 | ザーアートマンのブログ

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ペン画の展示。絵のサイズはハガキ大です。定年後書き溜めた絵画をできれば毎日一枚展示していきます。

 

 

ことばの物語

 故事のある言葉

 仏教からの言葉

 

〖女媧〗(復習)

 じょが

 

女媧神は古代中国の神話に出てくる人を創った女神

であります。

姿は蛇身人頭で「女」という氏族であるらしく「女皇」と

もいわれ、伝説の帝王・伏羲の嫁さんでもあります。

 

≪補天≫

ある時、水神の共工(きょうこう)火神の祝(しゅくゆう)

が争います。この争いに負けた共工はくやしさのあま

り、不周山に自分の頭をぶちつけます。

不周山の頂上には天を支える柱があり、この共工の

暴挙により、その柱が折れて転が傾き穴が開いてし

まいます。その穴の開いたところから大量の雨が降り

注いで河川は大洪水となり、地上は大混乱になりま

した。

之を見た女媧は五色の色の石を潰して練り上げて

天の穴を塞ぎ、巨大な海亀の足を切り取り折れた

天柱の代わりとし、水辺の芦を刈り集め、それを焼

いた灰を氾濫した河川の水を塞ぎ止めました。

(神話上は、杞の人の憂いは杞憂ではなかったよう

ですね。)

 

≪人間創造≫

女媧は黄土をこねて人間を造りますが、量(はか)が

行かず疲れてしまいます。そこで、女媧は黄土の泥

水に縄を浸しそれを引き上げます。するとその泥縄

の滴りから多くの人間が出来上がりました。

こうして丁寧にこねられて造られた上級質の人間と、

粗雑に作られた下級な人間が誕生したと。

 

≪仏教語≫

〖合縁奇縁〗

 あいえんきえん

「合縁」は恩愛から起こる人と人の結びつきで、

「愛縁」「相縁」とも表記されます。

「奇縁」はあ不思議なめぐりあわせのこと。

人と人が互いに気心が合うかは、因縁という不思

議な力によるものでありますと。

特に男女関係について言われます。

日常「縁がなかったんだ」なんて、別れた後や

独身の慰めに言ったりしますね。

 

〖愛別離苦〗

  あいべつりく

愛する者と別れる苦しみですね。

「愛別離ー苦」ということであります。

 

〖会者定離〗

 えしゃじょうり

会ったものは必ず別れる運命にあるということで、

世の中の無常を言ったものであります。

本来は「生者必滅会者定離」として使われます。

「会うは別れの始め」で「生まれては死す習い」で

ありますね。

 

 

                        今日一日幸運でありますように!

                       

勉強の主な参考書

漢字源(学研) 漢語林(大修館書店) 

新大字典(講談社) 

字訓:白川静著(平凡社) 漢辞海(三省堂) 

講談社現代新書ー漢字の字源・漢字の知恵

漢字の用法ー角川小事典(武

部良明著)

動物シンボル事典ー大修館書店/ジャン=ポール・クレベール

英米故事伝こ説辞典ー冨山書房

中国の故事と名言500選 (平凡社/駒田信二・常石茂編)

新明解「四字熟語辞典」 三省堂

新明解「語源辞典」(三省堂) ことわざ辞典(gakken)

新明解「故事ことわざ辞典」 三省堂

新明解「類語辞典」(三省堂)

成語林(obunsha)

暮らしのなかの仏教語小辞典(ちくま学芸文庫)
新・仏教辞典(誠信書房)

哲学用語入門(大和書房/高間直道著)

哲学辞典(平凡社)

漢字の用法(武部良明著/角川小辞典2)

仏教語源散策(中村元編/角川ソフィア文庫)

落語ことば辞典(榎本滋民著・京須偕充編)

中国史で読み解く故事成語/阿部幸信著 山川出版)

漢字の語源図鑑(平山三男著/かんき出版)

動物の漢字語源辞典(加納喜光著/東京堂出版)

植物の漢字語源辞典(加納喜光著/東京堂出版)

古典語典「東洋」(渡辺紳一郎著/講談社)

中国名言物語(奥野信太郎編/河出書房)

中国名言集(一日一言) 井波律子著/岩波現代文庫

世界の神様解剖図鑑 平藤喜久子著/(株)エクスナレッジ 

ブッタいのちの言葉/宮下真著・道元禅の言葉/境野勝悟・

一休禅の言葉/境野勝悟ー知的生きかた文庫

心が晴れる禅の言葉/赤根祥道た著・空海感動の人生学/

大栗道榮・親鸞感動の人生学/山崎龍明—中経の文庫