精霊たちーはがき大ペン画  | ザーアートマンのブログ

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ペン画の展示。絵のサイズはハガキ大です。定年後書き溜めた絵画をできれば毎日一枚展示していきます。

 

ことばの物語 

 ≪つつむ・つつみがまえ

 

」は「人が腕を伸ばして抱き込んでいる形」で、

つつむの意味。

これをもとに、かかえこむ、つつむの意味を含む

漢字ができています。

 

ーつつむ・ホウ

」に「巳=胎児の象形」で、みごもるさまから、

つつむの意味。

包蔵(ほうぞう)

つつみかくす。ひそかに心に抱いていること。

包茅(ほうぼう)

束ねた「ちがや」のことですが、むかし、祭りに

酒を注いでそなえたもので、みつぎものをいう。

 

ーだく・いだく・かかえる・ホウ

才=手」に「包=つつむ」で、手で包む、いだくの

意味。

 

ーあわ・ホウ

氵=水」に「」で、空気を中に包み込んでできあ

かったあわの意味。

泡影(ほうえい)

あわとかげで、はかないことのたとえ。

泡沫(ほうまつ)

沫は空気中に飛び散るしぶきで、泡としぶき。はか

ないもののたとえ。

  →泡沫風灯

 

ーホウ
月=肉」に「包=みごもる」で、胎児を包む膜
えなの意味。
 
ーあきる・あかす・ホウ
」に「」で、食物を食べてふくれるの意味。
飽食煖衣(ほうしょくだんい)
腹いっぱい食べ、温かい着物を着ていること。
何不自由なく暮らすこと。
 
-くりや・ホウ
广=家屋」に「」で、肉を包んでおく部屋、台所
の意味。
包丁(ほうてい・ほうちょう)
昔の中国の名高い料理人の名前が「ほうてい」さ
んで、これから名づけられたのが「ほうちょう」であ
ります。彼は牛の肉と骨を分けるのが
巧みであったといいます。
 
ーひょう・ハク
「雨」に「包」で、雨を包み込んだ形のひょうの意味で、
あられの大きなもの。
 
ーにきび・ホウ
」に「包=あわ」で、皮膚に泡のように生じたに
きび。
 
ーあぶる・ホウ
」に「」で、獣の毛に包まれたまま焼く、丸焼
きの意味。
また、物を包んで焼くの意味。
炮烙の刑(ほうらくのけい)
殷の紂王が愛妾妲己を喜ばせるための見世物と
して作られた刑罰であります。猛火の上にたっぷり
と油を塗った鉄の丸太を渡し、そこに罪人をはだし
で渡らせるというもので、その必死の形相や、滑っ
て丸太にしがみつく様子を見て楽しんだといいます
この暴君は酒池肉林の饗宴を催したことでも知られ
ますね。
 
2017.11掲載再考
 

今日一日幸運でありますように 

 

                  誤字脱字ご容赦ください。

 

勉強の主な参考書

漢字源(学研) 漢語林(大修館書店) 成語林(Obunsha)
新明解語源辞典(三省堂) ことわざ辞典(Gakken)

字訓:白川静著(平凡社)

暮らしのなかの仏教語小辞典(ちくま学芸文庫)
新佛教辞典(誠信書房)

暮らしのことば 語源辞典(講談社)

講談社現代新書ー漢字の字源・漢字の知恵

漢字の用法ー角川小事典(武部良明著)

動物シンボル事典ー大修館書店/ジャン=ポール・クレベール

英米故事伝説辞典ー冨山書房

中国の故事と名言500選 (平凡社/駒田信二・常石茂編