精霊たちーペン画トリミング | ザーアートマンのブログ

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ペン画の展示。絵のサイズはハガキ大です。定年後書き溜めた絵画をできれば毎日一枚展示していきます。

        

 

 

言葉の物語

  <Ⅱ-ドウ・おなじ>

 

同じ所をぐるぐると、堂々巡りといいます。

これが「同々巡り」でないのには訳がありました。

この語源は仏教からで、仏堂の周りを巡って祈願する

儀式からと。

 

「ちょうどその頃・・・」が大河小説では「時を同じくして」

なんて表現になりますね。

 

人は同じであることに安心を覚えるようです。

アイデンティティーとは心理学用語で自己同一性

主に使われるのが、帰属意識

すなわち社会において「私は何者?」と問うんですね。

日本人であること、これ大きなアイディンティティー。

色々な国が存在する元で、民族意識ですね。

これが「私は男?私は女?」この性別をジェンダー

言います。

ジェンダー・アイデンティティー、性同一性ですね。

これが障害となったものが、性同一性障害

最近は認知され、それを売り物にする者もいたりして。

 

同穴

穴は墓のこと。

偕老同穴。「共に老いるまで暮らして、死んで同じ墓

に入りましょうね。」

なんてこと、私には夢と消えてしまいました。

 

同行

一緒に行く。

仏教では共に修行する者のこと。

同行二人=どうきょうににん

御大師様と同行二人、お遍路さん。

 

同根・同腹・同生

これは兄弟。

 

同志

志を同じくする者。

単なる仲間は同士と書きますと。

 

同舟相救う

利害が同じものは助け合う。

同病相憐れむも同じようなこと。

 

同心

字そのものは、心を同じくすることですが、

歌の欠点の一つで、同語が重複すること。

31文字の短い文の中での無駄遣いってことですね。

時代劇に出てくる同心。与力の下の警察官。

江戸時代以前は、最下層の武士を言ったとです。

 

同心の言その臭 蘭の如し

心のあった者同士のかわす言葉は蘭の花のように

かぐわしい。いま流行の癒しですね。

 

同仁

平等を愛する。仁は愛。

孔子様、特に仁義。何故か紋紋さんが大好きですね。

背中の入れ墨、倶利伽羅紋々。

倶利伽羅紋々は、不動明王が持つ竜と火焔がまと

わりついた剣のこと。

貪・瞋・痴の三毒を破る。

何故か三毒の最たる者たちが・・・・。

 

同塵

俗世間と歩調を合わせる。

和光同塵ですね。

後光の光を弱め、寄り添ってくださる菩薩さま。

あまり御苦労を掛けないようにせんとですぞ。

 

和して同ぜず

孔子様は言いました「君子は和して同ぜず」。

人と調和しても、自分を忘れで他人の意見に引きず

られません。

考えの浅い人は、考えもなくすぐに、他人の意見に

同調してしまいますとです。

そして、訳も分からず、皆と一緒に石を投げちゃい

ます。

 

同美相妒(ねた)み同業相仇す

アベック同士がすれ違いました。

そして、男は相手の連れている女を見、女は相手

の女を見て

心の中でこうつぶやきます。

(男)「いい女連れているな」。

(女)「私の方が綺麗だわ」。

 
2017.11掲載再考
 
 

今日一日 幸運でありますように!

 

 

 

 

                     誤字脱字ご容赦ください。