言葉の物語
<笑ーショウ・わらう・えむ>
「笑う」、いろいろありますね。
自分をあざっけって笑う自嘲。
あたりをはばからず大声で笑う哄笑、高笑い。
人をあざけって笑う嘲笑。
「笑う門には福が来る」なんてのも、
あながち間違いではなさそうです。
笑うと免疫力が高まると。
中世ヨーロッパでは、笑いは体液によっておこると考え
られていて、この体液を語源とする言葉が「ユーモア」
だそうです。
アリストテレスは言ってます「人間だけが笑う動物であ
る」と。
愛犬家は自分の飼っている犬は笑うと言い、愛猫家は
猫が笑ったと言います。本当でしょうか?
物笑いの種にならないといいのですか。
「笑う」の語源は「割(破)る」からで、笑うと顔が口を開け
て割れてる状態になるところからと。
さぞかし、大きな口でしょうね。
この「笑う」の元の字は「口」に「笑」で、略字として「口」
を省いているそうです。これを誤って「咲」と書き、これが
笑うの:原字と考えられてきたという。
第一の辞書
<髪を長くした若い巫女の象形。>
これが「笑う」に繋がるのは、第二の辞書の解説で
分りました。
第二の辞書
<巫女が両手を上げて身をくねらせて舞を踊る形で、
神に訴えようとするとき、笑いながら踊り、神を楽しま
せるようすとなります。>
そして、第三の辞書で、全てが通じてきます。
第三の辞書
<「夭=わかい・細くしなやかな人」に「竹」で、もとは
細い竹のこと。>
若くしなやかな巫女が、髪を振り乱し、笑いながら踊
る姿を描いた字。
それにより神が喜ぶとなればまさしく、
笑う家には福の神が来るんですよね。
笑中刀(ショウチュウのトウ)
笑顔のうちに刀を潜ませている。
顔で笑って心で泣いては、大見栄を張ってますが、
こちらは計略的ですよ。
笑納(ショウノウ)
笑納ください。つまらないものですがと贈り物をするの
は、日本独特らしいですが、言葉通りに受け取る西洋、
つまらない文化ですね。
奥ゆかしさや、趣を感じることが出来ないんでしょうか。
破顔一笑
顔をほころばせてにっこり。
破顔微笑(ハガンミショウ)
拈華微笑とも。お釈迦様が花を拈って弟子に示す。
迦葉尊者か微笑で応える。
教外別伝、不立文字!これをもって禅の始めとする。
禅、禅、坐禅。只管打坐!
物笑いの種になるほど、笑わせてはいけない。
(ヘラクレイトス)
いやいや何とも。物笑いが金になる世の中ですぞ。
いまやまじめは「つまらない」の代名詞。
愚か者の口元には、笑いがみなぎる。
にやにやするな、ですよ。
一度も笑ったことのない顔は、邪な心を物語る。
身体は酒、魂には笑い。(ヴェルヴィル)
どちらもすぎるとお腹が痛くなります。
最後に笑う者がたっぷり笑う。(モンリュック)
笑わずに死んでしまうといけないから、
幸福になる前に笑っておくがよい。(ラ・ブ゛リュイエール)
苦しい時も、不幸なときも笑ったら。
来ない幸福を待ってる間におっちんでしまいますよ。
笑うことが幸せなら、いま笑いなさいよ、ということで
すか。
今日一日 幸運でありますように!
誤字脱字ご容赦ください。
