言葉の物語
<国ーコク・くに>
国破れて山河あり 城春にして草木深し
時に感じて花にも涙をそそぎ
別れを惜しんでは鳥にも心を驚かす
杜甫が安禄山の乱にあって、賊軍の中で作ったものと言
われます。
杜甫に心酔していた芭蕉が、『奥の細道』の中で、
平泉を訪れたときに詠んだ俳句が、
夏草や 兵(つわもの)どもが 夢の跡
平和がどうじゃこうじゃと言っても、国あってのこと。
「国」の元字は「國」。大国のことは「邦」で、
「国」は小国のこととありました。
そういえは出身地を聞くのに「お国にはどちらですか」
なんて聞き方していましたね。
(外国人に対してではなくですよ。)
第一の辞書
<「口=むら」に「戈=ほこ」で武装した村で、
外の囲いを持つ「くに」 の意味>
第二の辞書は、全般は同じで
<くわで境界を限る意を含む>
第三の辞書
<「口=城壁」と「或=ほこで守る」を形で、
周辺を武器で守る意>
ようは境界を囲い、武装して守られているってことですね。
国というものがある限り、軍備は無くなる事は無い
ということを言っているようでもあります。
さらに説明が続いて、唐の則天武后(武則天)が、
この囲うという限定する意味を嫌って、
八方(あらゆる方向)という意味を含めて「圀」の字を
作らせたとありました。
苗字でこの字を使う人がいましたね。
国家昏乱して忠臣有り(老子)
これは老子の逆説で、無為自然の大道が行われ治まっ
ていれば、忠臣などという者もいらないし、出てくること
もないということ。
国大なりと雖も戦いを好べば必ず滅ぶ
国に諌むる臣あれば、その国必ず安し
確かに、今危ぶい国はイエスマンだらけ、いやむしろ
馬鹿を助長する取り巻き連だらけ。
これ、会社にしても同じこと。太鼓持ちたらけ。
いましたよ、「うちの社長はすごい。太閤記全て読んだ
って」そんな人いくらでもいますし、それが何なんだ。
国に入ってはまずその法を聞く
国の数だけ流儀がある
この二つは郷に入っては郷に従えってことですね。
国に盗人、家に鼠
釈迦の生まれたネパールも危険区。
ブータンにも盗人はいるでしょう。
その国が悪いのではなく、どこにも犯罪者がいる。
せめて、外国人には手を出さないでほしいものです。
国の評判が落ちますから。
今日一日 幸運でありますように!
誤字脱字ご容赦ください。
