言葉の物語
<日ーニチ・ジツ・ひ・か>
日の字は「○の中に点」で太陽の形を描いたもの。
これが何故□になったか?理由は書かれてませんが、
漢字には○、△が描かれた字は見かけませんね。
(もしかしあったりして)
字の成り立ちはどの辞書も異論のないところ。
この日を使った作字は沢山ありそうですね。
「一=大地」と「日」で、日の出を表す「旦=タン・あした」。
「日」と「月」の日を集めて「明=メイ・あかるい」。
「日」を重ねると「昌=ショウ・さかであること」、太陽が
さんさんと輝いている盛んなさま。
「日」に「九=曲がりくねったあげくに伸びる」で、
太陽がようやく輝き始めること。
「日」に「十=芽が出始めるようす」で「早=はやい」、
日が昇り始めるころ。
「日」に「物を積み重ねる形」で「昔」、積み重ねた日の
意味。
「日」に「靑=セイ・雲が開く」を合わせて
「晴=セイ・はれる」で、雲が開いて日が見えること。
「日」に「免。=目が見えなくなる」で「晩」。
太陽が見えなくなること。
「日」に「音=ひかげ」の意味を加えで「暗」。
日の光がかげることを表す。
など、まだまだありそうですが、このへんで。
日向ぼっこ
もとは「ひなたぼくり」で、「誇り」。誇りは自慢するという
意味のほかに「こころがウキウキする」「気が晴れる」の
意味があり、日の当たる
場所で気が晴れる意味になる。
日出て作し、日入りて息(いこ)う
『十八史略』の中に出てくる「鼓腹撃壌」の話し。
<帝王が市中を視察したとき、老人が腹鼓を打ちなが
ら歌っていた。
「日出て作し、日入りて息う。井戸を掘って飲み、田を
耕して食べる。帝の力がどうか私には何も関係ない。」
と。
それを聞いて、帝王は自分の政治に問題がないこと
を 確信した。>
政治がどうこう考えることなく暮らせる。そのように
治められた 世の中が、
一番国が治まったいい政治であると。
日陰の梨
形ばかりは良いが、内容が悪い喩え。
日を浴びで、梨は甘くなるんですね。
日が西から出る
絶対にないこと。
日西山に薄(せま)る
人の死が迫っていることをいう。
日勘定では足らぬが、月勘定では余る(易経)
目先の損得勘定にこだわらず、
長い目で利益があるようにせよ。
日中(ひちゅう)すれば則ち傾き、月満ちれは則ちかく
日が中央まで昇ると後はだんだんと西に傾いていく。
月は満ちた後だんだんと欠けていく。
何事も上り詰めると後は衰えていくということ。
日暮れて道遠し(史記)
伍子胥が父と兄の仇を16年後に、その仇の墓をあばい
て屍に鞭打ち、果たした。
これから、年を取ったのに目的はまだなかなか達しない
という、焦燥感を表す。
これから生まれたもう一つの言葉か「死者に鞭打つ」。
日日に新たにして又日に新たなり(大学)
日ごとに自分の心を新たにし、面目を新たにしていく。
日日是好日(碧巌録)
苦しい時は苦しいなりに、悲しい時は悲しいなりに、精
いっぱい努力して毎日送ることの大切さとなっています
が、よく言われるのが、
雨の日は雨の日なりのいい天気、
晴れの日は晴れの日なりのいい天気。
青空だけがいい天気ではないですよと。
2017.4掲載再考
今日一日 幸運でありますように!
誤字脱字ご容赦ください。
