ちょっと遅すぎますが、あけましておめでとうございます。

無憂(むゆう)です。

 

実は、オミクロン株が席巻する中、日本へ一時帰国しておりました。ようやくイギリスに戻ってきたところです。

 

日本はかなりガチガチの水際対策で、オミクロン株をかなり抑え込んできたとは言えそうですが、東京のホテルの一室に6日間の監禁(強制隔離、あるいは強制待機。この間は部屋から一歩も出られず。その後は別の場所で8日間、自主待機。)、というのはなかなか強烈な体験でした。

 

こうなることはまったく予想していなかったのですが、2020年春のロックダウンのときと全く同じ心境の変化を再び体験しました。すなわち、それまで馬車馬のように働いてきてその勢いのまま一時帰国へ突入したのですが、ホテル強制隔離に入った途端に、仕事のやる気がまたしてもゼロに。加えてWi-Fiがしょぼく、実際リモートアクセスでの仕事がやりたくてもほぼできない。

 

と、ここから激変が始まり、書きたいことが山程あるのですが、残念ながらちょっと今は書けません。10年くらいしたら書けるかなあ。もしかしたらもっと早く書けるかもしれませんが。

 

この激変と無関係ではないのですが、もうひとつ大きな変化がありました。

 

 

このブログの第一回の記事で書きましたように、私の家族は2018年にぶっ壊れ、妻は「あなたはオウム真理教と一緒よ」と言い残し、子供たちを連れて日本へ引っ越してしまいました。

 

人生最悪の事態を招き、失意のどん底にあって、ちょうど始まったばかりのブレイン・アップデート・オンラインコーチング(当時は知名度が低かったZoomを使った有料講座、12万円)に、躊躇しながら申し込みました。「5ヶ月後、コースが終わるときにはその事件が最高のギフトだった、と分かりますよ」ニヤニヤニヤニヤと田中真治さんに言われ、もちろん反発しました。ところが、5ヶ月後どころか、2ヶ月後にはいきなりハッピーになってしまい、本気で「妻が出て行ってくれたのは人生最高のギフトだったラブ」と確信するに至りました。そしてまた、それ以来、心の揺れというのが極端に減ってしまい、自分の基本位置が「まんなか」である、という生き方に変わりました。

 

自分が内側に抱えていた大きな極性、つまり陰と陽、正義と悪という分離が、内側で統合されたことによって、右も左も見渡せるまんなかの位置に移ったのです。

 

例えて言うならば、振り子のように右と左の間を行ったり来たりと揺れるところから、糸が結んである要(かなめ)の位置によじ登ったような感じです。完全に反則技ですが、そこに行っちゃえばもうこの振り子の揺れは意味がなくなりますね。これは二元性のゲームから出る、ということでもあります。

 

 

いちばん大事なことは、キネシオロジーのようなテクニックでもなく、レイキのような神秘的なエネルギーでもなく、いかにして二元性のゲームから出るか、だったのです。

 

一旦そのことが腑に落ちてしまえば、今度はその目的(ゴール)のためにキネシオロジーやレイキやその他のあらゆるツールを使うことができます。道具というのは便利なものですが、使いみちが大事、っていうことです。

 

エネルギーは意図に従う、っていうかっこいい言葉がキネシオロジーにはあります。皆さんのゴールそのものが二元性に基づいたもの(たとえば「よくなる」は「よい・悪い」という二元性。「ポジティブになる」は「ポジティブ・ネガティブ」という二元性。「金持ちになる」は「金持ち・貧乏」という二元性。という具合で、およそ我々がふつうに思いつくゴールはみんな二元性が前提になっています。)だと、願望実現のほうへエネルギーが流やすくもなる一方で、それは二元性のゲームに参加することをも意味します。

 

 

これまでずっと、他の人を指導してきて、どうして自分の場合はほぼ一回の、「悪循環サイクル好循環サイクル」のセルフワークで、その後、心の安定を得たのだろう?他の人にまったく同じ方法を伝授しても、その後も多くのテーマを個別に扱う必要があるのは何故だろう(それでも徐々に減ってくるのはたしかなようですが)。この違いはどこにあるのだろう?というのが大きな疑問でした。

 

これまで自分で考えていた仮説は、「私には、それ以前に瞑想やEFTなども実践していた時期があったので、その間に地雷(固定観念)が実は大量に撤去されていた。なのでこのとき大きなテーマを解決した後は、ほとんど地雷のない平原が残った。」というものでした。自分で気づいている以上に多くの観念を知らない間に外していたのではないか、ということです。

 

ですが、今この文章を書いていてふと気が付きました。

 

私が2018年に行ったセルフワークでは、浮かび上がったテーマが二元性の分離そのものだったので(この前後には二元性を象徴するようなサインをいっぱい見たり、引き当てたりしていました)、古い観念を書き換えるための新しい観念(ゴール)の内容が、二元性を超えたもの、陰と陽の調和を認めるもの、になっていました。

 

世界は陰と陽が調和しており、必要なことがいつでも起こっている

 

世界観:この世界は常識と非常識とがバランスをとって調和している
人間観:人々はそれぞれにこの宇宙にふさわしい居場所がある
自分観:私には他の人々と同じく宇宙にふさわしい居場所がある

 

このとき、自分の新しいゴールがまさしく陰と陽の調和になった。まるっきりスターウォーズのルーク・スカイウォーカーみたいですが、本当にそうなってしまった。

 

だからこそ、このたった一回のセルフワークで深いレベルで変化が起こり、その後お題(=悩みごと)が(ほぼ)無くなるという結果を迎えたのではないかと。ブレインアップデートでお題が無くなる人は結構おられるのですが、それでも全員というわけではなく、そういう人は設定するゴールに違いがあるのかもしれません。

 

 

なぜ「二元性のゲームから出る」ことを知るのがそんなに大事かというのを知るためには、もし知らないとどうなるか、という話がよいと思います。

 

スピリチュアルを学ぶことで、誰しも自分はこんなすごいことを学んだ、レベルアップした、波動アップした、という意識がむくむくと出てきてしまうのですが、これは他の人よりも偉くなりたいというエゴを強烈に刺激してしまうのです。

 

この図でいうと右側のほうがエライって思っている状態です。

 

 

その結果、本来は、人を見下すというようなこととは真逆のはずなのに、スピリチュアルを学べば学ぶほど、そして神秘体験を重ねれば重ねるほど、自分はレベルアップした=他の人はまだレベルが低い、と上下、優劣の極性で見てしまう。これをやらかした途端に、分離エネルギーによって一瞬でダークサイドに落ちてしまう。

 

スピリチュアルなんかなーんにも知らないし興味もないけど普通に素敵な人ってあちこちに生息するわけですが、波動の高い低いでいうと、スピを深く知ることでそういう人たちよりもだいぶ下がってしまうことになります(図でいうと右上に行ったつもりなのに右下=ダークサイドに落ちてしまう)。

 

 

私自身もまんまとこれをやらかして、それに嫌気が差した妻が「げっ、キモッ!ゲロー」と言って出て行ったわけです。ああ、なんて素敵な奥さんでしょうかラブムフフ

 

 

波動(周波数)の高い低いっていうのはたぶんあるんですよ。そういう意味ではみんな同じではない。明らかに違う。
 
でも波動が高い=エライ、って頭で簡単に理解してしまうと、同時に波動が低い=駄目人間、となって駄目人間も作ってしまう!ああ、まったくなんて難しいんだ。
 
波動の高い低いを、色の違い(実際色の違いというのは光の周波数の違いなのでこの比喩はかなり的確です)のように見る。色にも色々あるけれども、明らかな優劣関係というのは無いですよね。好きな色嫌いな色はあるかもしれませんが、絶対的にエライ色とダメな色があるわけではない。
 
 
 
あるいはさかなクンが魚類を見るような視点で波動の高い低いを見る(本田晃一さんのおすすめだったと思います)。さかなクンは魚の種類によって差別せず、なんでもギョギョギョって言えますよね。

 

スピリチュアルの勉強を始めると、そんな感じのものの見方、人の見方、それが必ずどこかで大事になってきます。さもないと、善と悪を切り分けて、悪と戦う(陰謀論に深くはまり込むのはコレ)という感じがどんどん強くなってきます。分離エネルギーが内側に渦巻いてしまうので、外側に敵を作りやすくなってしまいます。

 

隠れキリシタン的にスピリチュアルを勉強されている方、かなり多いのではないかと思います。私もかつてそうだったので分かりますが、この隠れキリシタンの状態というのが、唯物論 VS スピリチュアル、という軸で極性を作って分離しちゃっている状態です。スピリチュアルが正しい!、唯物論は間違っている!って心の中で叫んだりしてませんか?これも一回体験する価値はじゅうぶんあると思いますが、そこは定住する場所としてはオススメしません。

 

誰しも失敗を繰り返しながらコレを学んでいく、そして、左側から右上を目指すのに、一旦右下のダークサイドへ落ちて、そこから二元性の統合を学んで右上のコーナーへ行く、というコースが予め容易されている、くらいの認識でちょうどよいのではないかと思います。

 

 

 

いや、もしかすると、ここでもベストポジションは右上のコーナーではなく、図の中央、つまりまんなかなのかもしれませんね。まんなかが特異点、特別なルールが働く点になっていて、実は裏ワザ的にそこが波動的には最高とかね。そこからは左上、左下、右上、右下のすべての考え方が分かる。そしてそれらを差別しない。

 

以上、二元性のゲームを出て極性を統合することが大事、というお話をしました。

 

 

さて、2018年にこの陰陽統合の原理を知って以来、ぶっ壊れて分離した夫婦関係、そして家族の再統合、というのがもちろん実生活においては最大のテーマのひとつでした。そしてこのテーマについては、2018年の春にオンラインコーチングの中で扱って以来、テーマとして扱ったことはほとんどありません(一回だけインテグレートヒーリング IH のセッションで扱ってもらいました)。ハイヤーセルフにも相談してません。

 

村上春樹の小説の主人公のように(『騎士団長殺し』の主人公は特に親近感がありました)、失われた伴侶との再会、再統合を目指してほぼ4年。その間やったことと言えば、ただありのままでいて、自分の新しいエネルギーを感じてもらうこと。それだけ。

 

 

それ以来、今回の年末年始で初めて、家族全員が同じ屋根の下で数週間暮らしました。その毎日の充実していたこと。あり得ないなあ、と思いながらそれが目の前で実現されていく。

 

そう、2018年の時点では絶対にあり得ないと思えたことですが、実現しました。夫婦そして家族の分離→再統合。

 

ちょうど歯を全部失ったタイミングでこの再統合が実現した、というのも何やら象徴的です。私が代替医療にハマってダークサイドへ転落したきっかけが他でもない歯周病ですから。

 

そして、こんな話ができるとは思ってもいませんでしたが、私がどうやって変化したかという詳しい話を、一番のきっかけになった悪循環サイクル好循環サイクルのセルフセッションの図まで見せながら、妻にじっくりと聞いてもらうこともできました。こんなに何でも話せるようになったのはいったい何年ぶりのことでしょうか。

 

 

歯が抜けて念願の家族との再統合を果たした無憂はこれからどこへ向かうのか。どうぞお楽しみに〜。

 

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  • 私、絶學無憂(ぜぐがく・むゆう)は、Zoomを使った、オリジナルのフレーズクラウド・セラピーを行い、陰と陽の統合原理を用いて、大きな悩みから大きなギフト(あなただけのための贈り物、新しい考え方、気付き)を取り出し、悩みを根本解決し、愛に満ちた世界に生きるお手伝いをしております。
  • Zoomを使った、本当に使えるレイキのオンライン個人講座を開いております。
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