こんにちは、絶學無憂です。

 

前回からの続き)

 

前回、インテグレート・ヒーリング(IH)を受けるつもりで代わりに歯医者に行ったら抜歯宣告を受けた(ので近所の歯医者で抜歯した)、というところまでお話しました。

 

このまま、バタバタと抜歯ラッシュで入れ歯生活というのもかなりはっきりと見えてきたのですが、なんとかこの状態で大きなトラブルもなく数ヶ月持ちこたえます。

 

そして年末、ついにまた激しい歯痛に襲われ(生々しくてすんまへんな)、即抜歯を観念して歯医者を予約しますが、なぜか診察当日になって痛みがやみ、歯医者も「どうせ今にも抜けそうではあるけど痛くもないのならわざわざ抜くこともないでしょ」ということでなんとか切り抜けました。

 

 

このタイミングで、やっとこさIHのセッションの予約に踏み切ります。創始者のマチルダから紹介されていたのは、Miyolistic のMiyokoさん。引っ越し前日という慌ただしい中、引き受けて下さいました。

 

もう何ヶ月も前ですし、メモしか残っていないので細部は記憶が薄れてますが、これは興味深い体験でした。

 


 

非常に感じの良い日本人女性で、いや、こんな方であったならば、もっとさっさとお願いしとけばよかったとまず思いました。とはいえ、やはりタイミングというのは上手くできているようだ、というのが後で明らかになりました。

 

まず、こちらのお題としては「歯周病」でお願いしました。

 

最初にIHのキネシオロジーの「ホログラム」という技術で遠隔で私の情報にアクセスしていました。これは自分ではやらないのであまり詳しくないのですが、物理学でいうところのホログラムのメタファーになっていて、心身のあらゆる多次元の情報にアクセスする、というような漠然としたイメージで今のところは理解しています。

 

そして、カードを引いてもらったのですが、Commitment 取り組み・献身、というのと、Agreement to be broken 合意が破られる、というもので、これの象徴する意味の謎解きにかなり時間がかかりました。

 

それというのも、歯の相談だったはずなのですが、どうやらこれらの言葉が関係しているのは歯のことではない、というのがしばらくして分かりました。Miyokoさんいわく、しょっちょうこういうことは起こる、クライアントの元々の相談内容と、キネシオロジーで調べて出てくる今扱うべきテーマというのがズレているという場合がある、というのですね。

 

これは、元々の相談と話が変わってしまう、ということなので、お商売的には約束が違うじゃいないか、というような話ではあるのですが、所詮、顕在意識がこれが大事、と思っているものがツボを外しているなんていうことはままあり得るだろう、と思ってしまえば、実は理に適っているように私は思いました。

 

キネシオロジーのセッションを深いものにできるかどうかは、本人が言ってきたテーマから出発してどこまで本質的なテーマへとすり替えられるかにかかっているのかもしれない、とこのときに思いました。自分の経験でも、途中で話をちょっと変えたときにそこから非常によくなったという経験がありますし、逆に最初に言ってきたテーマをそのまま扱った結果、比較的浅いレベルで終わってしまった、テーマにした部分ではたしかに成果が出たが、他の関連したものが沢山残ってしまった、という例があります。真治さんのセッションでも最初の話から焦点が変わっていくという例はよく見ますね。むしろ、このすり替えが大事なのでは、と思うわけです。

 

 

で、このときの謎解きですが、「取り組み」というのは心、精神と魂のすべてを持って取り組むことであり、これに家族が関係している、「破られる合意」というのは、どうやら私ではなく、妻が持っている価値観・観念だ、ということになりました。

 

つまり、歯の相談のつもりで始めたら、夫婦関係のテーマになったのです。

 

このとき、ちょうど数週間後には一時帰国の予定があり、妻ともまた会う予定だったので、実はちょうどよい、と自分でも思いました。

 

夫婦関係についてゴール設定の文章を作るように求められたのですが、私が考えたのは、

右でもなく、左でもなく、真ん中で、あるがままに、妻との新しい関係を発見していく

というものでした。ま、いかにも、って感じですよね。

 

 

さらにセッションを進めていく中で出てきたのは、「自己制限的な信念」というキーワード。これは果たしてなんでしょうか?

 

ここでも時間をかけて謎解きが始まります。

 

そして浮かんできたのは、これまでずっと妻に対しては、私がキネシオロジーを副業にしているという話は伏せていたのですが、まさにこのことでした。キネシオロジー=気持ち悪い、ということが直接的な原因で家庭崩壊に至っているという事情があるために、この件には慎重になっていたわけですが、これは自分の中に「強烈な自己制限」としてたしかに残っていました。この話だけはしちゃいかん、と制限しているというわけです。

 

ですが、またふっと浮かんできたのは、私が、キネシオロジー等に関する話を封印することで自己を制限して、自分の一部分だけで妻と接しようとしていたこと。それと同時に、鏡に映った姿のように、妻の方にもちょうど同じような自己制限がかかっていて、自分の一部分だけを生きているのだ、ということです。もともと、妻は占い師でもあるくらいで、私よりもオカルトやスピリチュアルに興味が強かったほどですが、彼女の中のそのような部分というのはやはり自己制限によって抑圧されているのではないかというわけです。

 

お互いに、夫婦関係をなんとか維持するために、と言いながら、自分の一部を制限して、残りの部分だけで関係を保とうとしている、そのような二人が鏡のように向かい合わせになっているイメージです。

 

そうであれば、もし両方から同時に垣根を取り外したら、素晴らしいことが起こるのではないか?

 

そのように思えました。

 

そして、エネルギー調整をしてもらい(トーラスを用いた調整でした)、ホログラムを閉じてセッション終了となったのです。

 

まるで予想だにしないような展開であったのですが、時期的に見ても夫婦関係というテーマが優先されたのは、意味深いように思えました。

 

エネルギー調整のときなど、私だけでなく、Miyokoさんのほうも心地よくなってしまったようで、私も終わったときには胸がいっぱいになり、まさに分離・再統合というテーマそのまんまの、素晴らしいセッション体験となりました。

 

当時の私の感想です。

今の状態はなんとも言葉に困る感覚で(私が言葉に困るのは珍しいのですが)、魂がこれを喜んでいるような感覚です。昨年の5月の激変のときに近いかもしれません。

 


 

さて、これから数週間後に、日本で妻や子どもたちと再開を果たしたのですが、実際どうなったか。

 

別居始まって以来、初めてまとまった時間妻と話すことができ、初めて妻と子どもたちが暮らす家にも入れてもらい、お正月には妻の実家に再び招待されるようになり、日程の最後には、妻に誘われて住宅展示場に一緒に出かけて、子どもたちのはしゃぐ姿を見てマイホーム実現という野望も芽生えました。別居以来、もっとも家族らしい時間を過ごせたと思います。

 

そして、キネシオロジーを副業にしていることも、イギリスに戻った後、Line経由でサラッと白状しました。まあ、実際に見てないので反応が分かりませんが、それで夫婦関係が急にまた緊張を帯びる、などということもなく、私の方はスッキリしました。

 

 

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