前回からの続き

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こんにちは、絶學無憂です。

前回の記事はいかがでしたでしょうか?

もう一度筋紡錘チャレンジについてまとめるとこんな感じです。

 

  動作 正常 異常
ステップ 1 軽い負荷をかける 持ちこたえる(ロック) 関節が動いてしまう(アンロック)
ステップ 2 筋肉を縮めるように筋腹をチョンチョンと寄せてから、軽い負荷をかける 関節が動いてしまう(アンロック) 持ちこたえる(ロック)= スイッチング状態
ステップ 3 筋腹を伸ばすように筋腹をチョンチョンと広げてから、軽い負荷をかける 持ちこたえる(ロック) 関節が動いてしまう(アンロック)= スイッチング状態


常時スイッチング状態(エネルギーの極性に乱れによって筋肉が正常な反応を示さない状態)にない人が、ゲームを楽しむような感覚でやれば、すんなりと出来てしまうと思います。上手く行かなかった、という方も結構おられると思います。そういう方をどこまで筋肉反射テストができるようにまで持っていけるのか自信はありませんが、あとで色々提案することはできると思います。

そして、このテスト、筋紡錘チャレンジで筋肉のオン・オフの状態の違いが掴めれば、後は体中のどの筋肉でもやり方は同じです。これによって、スイッチング状態にないことが確かめられ、また、オン(かちっとロック lock する)とオフ(アンロック unlock して関節が動く)の筋肉の状態の違いを繰り返し何度でも感じ分けることができます。

この方法を知らないと、筋肉のスイッチを切るような何らかの刺激を探してきて調べるようなことになりますが、それはちょっと煩雑になりますし、簡単に済ませようとすると結局YES/NO質問から始めることになり勝ちです。ですが、前にも書きましたように、YES/NO質問は混乱を生じやすいのと、自分自身でなかなかYES/NO質問で筋肉の状態が変わるということが受け入れ難いという面もあるでしょうから、かえって難しくなるんじゃないかなと思います。

さて、筋紡錘チャレンジがすんなり出来てしまった人は、そのまま、体のあちこちの筋肉の状態を調べていくと、そこかしこにスイッチのきれいている筋肉を見つけることができることが多いと思います。キネシオロジーにはこういうときにエネルギーの調整を行って筋肉のスイッチを入れ直すためのテクニックが満載です。

筋肉反射テストは誰でも直ぐにできるものではない、とよく言われますが、それはテクニック的な部分が難しいからだ、と思われ勝ちです。たしかに、筋肉の強い・弱いという状態の区別は多少の訓練を必要とするもので、私も偉そうにこんな記事を書いていますが、他人様の筋肉で調べようとすると、経験が少ないので勝手が違っていて戸惑うことも多いです。

ですが、より本質的には、腕の押し方、感じ方のような技術・テクニックよりも、むしろ思考内容と言いますか、あり方によってスイッチング現象を起こしてしまい、筋肉の正常反応を妨げてしまうということが障害になることのほうが遥かに多いんじゃないかと私は思っています。

たとえば、元祖キネシオロジーともいうべき応用キネシオロジーについて、英語版のウィキペディアを見ると、「診断の正当性を示す証拠はない」「でたらめな推測以上に有用なものではない」「科学的な証拠は応用キネシオロジーが癌や他の病気を診断したり治療したりできるということを支持していない」と散々にこき下ろされています。

一方で、数々の動画ではその場で症状が消えたり、感情が解放されたりということが起こっています。これらは一見矛盾するようですが、何が本当なんでしょうか?

だいたい私は科学者の癖に、科学的根拠のないと言われる筋肉反射テストをなんで信じているんでしょうか?

「科学的検査によって筋肉反射テストの信憑性を厳密に調べます」と宣言すると、この思考によって、私の体のエネルギー回路が乱れてスイッチング状態になるらしく、筋紡錘チャレンジが成立しなくなります。この性質がある以上、論文のデータに使おうという意志で行われた筋肉反射テストはほとんどメチャクチャということになってしまいます。

言い換えれば、真面目な研究論文で筋肉反射テストの信憑性が否定されている事実は、「真面目な科学研究に筋肉反射テストを用いると失敗する」というこの仮説を支持するものです。今の所、筋肉反射テストの信憑性を科学的に証明することはできないと思っていますが、「真面目な科学研究において筋紡錘チャレンジを行うと失敗する」というデータならかなりの再現性で得られるのではないかと期待しています。実際はどうでしょうか?

 

これは物理学の量子論などで「観察者効果」と言われている現象とちょっと似ているところがあります。ちゃんと動作するんだけど、それを厳密に証明しようと思った途端に動作しなくなるという性質が備わっているんじゃないかということです。屁理屈のようにお感じなる方もおられるかもしれませんが、実際ちょっと思考内容を変えるだけで筋肉反射テストができなくなりますから、このような理解をしています。


疲れたので今日はここまで。

 

最初に説明しておくべきだったかもしれませんが、筋紡錘チャレンジがなぜそう呼ばれているかに触れずじまいだったので、次回はそれを取り上げようかな。

 

次回へ続く

 

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